16年使ったパン焼き機、SD-BT153が壊れた。
わが家で炊飯器と同じぐらい必需品であるホームベーカリーが、ついに壊れました。
2006年製ですから、16年使ったことになります。
モーターの回転をパンケースに伝える役割をするプラスチック製部品が、割れてしまいました。これではパンケースの中の羽根が回りません。
16年も経ったんですから寿命でしょう。新品を購入することにしました。
同等品はSD-MT4。
今まで使ってきたSD-BT153は1.5斤が焼ける機種でしたが、現在は夫婦2人の生活なので1回1斤で問題ありません。同じパナソニック製で1斤の機種、しかもレーズン自動投入機能付き(これは便利です)のものは、SD-MT4になるようです。
一方で、型落ち品のSD-MT3も、まだ一部で売られていました。
この違いはなんだろう?と調べてみると、比較したサイトが。
このサイトによれば、MT4の違いは
- 3D匠練り
- センシング発酵
- 搭載メニューの増加(リッチ パン・ド・ミメニュー・低糖質パンメニュー)
が搭載された点だとのこと。
あまり重要には思えなかったので、実勢価格で約6000円安いSD-MT3を購入しました。
到着。
右がSD-BT153、左が新しいSD-MT3。
1斤用なので、一回り小さいです。
フタを開けても、やはり全て一回り小さい。
※持ち手がつき、便利になりました。
パンケースも小さい。
「こんなにちぢんじゃって……(泣)」といった気分。
3合炊き炊飯器の内釜を見たときに近い、軽いショックが。
問題なく焼けました。
さっそく、パンを焼いてみました。
ストックが中力粉しかなかったので、取扱説明書の配合ではなく、今までとまったく同じ配合の中力粉パンです。
焼き上がりは、上方向にずいぶんふくらみました。
縦長です。
こんなに縦長だと、食べるとき切り方に困ってしまうな…。
今まで、横長で1斤のパンを3日で食べていたんですが、この縦長のパンを縦に3等分して、それを妻の薄切りと私の厚切りの2枚に分けて……と切るのはやりにくそう。
どうするか考えます。
業務スーパーの中力粉でも、しっかり膨らみました。
食べた感じでは、前のパン焼き機よりもおいしくできたように思います。
これまでは、強力粉のときにはなかった香りが中力粉使用時にはありましたが、今回は特にそういった風味もなく、普通においしいパンでした。
ウチの場合、絶対モトは取れる。
キッチンのこやしになりがちとも言われるホームベーカリーですが、ウチではフル回転です。
16年間で何回使ったか、ざっと計算してみると。
子どもがいる頃は、3日に2回程度の割合で使っていたので、1年で240回。
それが、末っ子が大学進学で家を出る3年半前まで続いていたとすると、12.5年✕240=3000回。
夫婦2人になってからは3日に1回なので、3.5年✕120=420回。
つまり、合計3,420回使用した計算です。
今回壊れたSD-BT153の、販売当時の価格は24,400円。パンケースを2回更新したので、それを4000円✕2とすると、機器代は32,400円。
32,400÷3,420=パン焼き1回あたり約9.5円。
1回の材料費は100円もしないので、電気代を入れても、約100円で市販の同価格のものよりはるかにおいしいパン1~1.5斤ができていました。完全にモトをとったと言えるでしょう。
今回のパン焼き機は、33.800円。
これを3日に1回、10年使うとすると、1,200回。
33,800÷1,200=約28円。
さすがに、16年使った条件よりも1回あたりのコストがかかる計算ですが、それでも1斤100円ぐらいの原価で焼けそうに思います。(ちゃんと計算してませんが)
これで毎日おいしいパンが食べられるなら、安いものです。