昔の画像や資料が残っていないか探す必要があり、古い3.5インチフロッピーを読み出したくなりました。
そこで、古い外付け3.5インチフロッピーディスクドライブ(FDD)を探し出して、現代のWindows 11パソコンに接続してみることに。
(家の中からFDDを探し出すのに時間がかかりました……捨てたはずないのに見つからない。いったんあきらめてメルカリで買おうかとまで考えましたが、見つかってよかった)
ノートパソコンに付属していた、東芝のPA2680U-2DDです。
USBで接続し、1.44MBの2HDフロッピーディスクを挿入すると、アクセスランプが点灯してドライブが数秒動き、止まります。
動作はしている様子?
でも、Windowsのエクスプローラーで認識しません。
これはダメか……?
とあきらめかけましたが、ひらめきました。
古の知識を使い、コマンドプロンプトから操作してみよう!
Windowsのコマンドプロンプト。
昔々の、DOSの画面です。あーなつかしい。
C:\ >
となっているところを
C:\ > a:
と叩くと、カレントドライブが
A:\ >
に変わりました。ドライブとして認識されているようです。
A:\ > dir
と叩くと、ディレクトリが表示されました。いけそうです。
(操作の一つ一つが懐かしい……)
しかし、このフロッピーではサブディレクトリ名にかな漢字が使われているので、かな漢字を入力できないとディレクトリの移動ができません。
困ったなと思いましたが、xcopyコマンドで、サブディレクトリごと適当なフォルダにコピーすることができました。
参考にしたのはこちら。
なんとか、目的のフロッピー数枚の内容を見ることができました。
(ただ、収穫はありませんでしたが…)
動作が若干不安定?
ただし、フロッピーの認識にちょっと不安定なところが感じられました。
「ドライブを認識できません」のようなエラーがときどき表示された場合があったり。
そんなときは、フロッピーを差し込んだままUSBプラグを抜き差ししたりしてみました。
1.2MBフォーマットのものは認識しない。
ただし、昔のPC-98で使用されていた1.2MBのフォーマットのFDは認識できませんでした。ドライブが、聞いたことのない、不安になるような音を立てていました。
また、当然でしょうがワープロ専用機OASYS用のFDは認識できませんでした。
昔は画像データが少なかった。
画像データがないかと思っていましたが、あったのは文書データばかり。画像は全くありませんでした。考えてみれば当然かもしれません。スマホはもちろん、デジカメが広く普及したのは最近のことですから。20年も経っていないフロッピーでしたが、まだまだメディアに画像を保存する時代ではなかったんですね。画像が氾濫する現代との落差を改めて感じました。
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