突然、テレビが映らなくなることが2回ほどありました。
受信不能になったり、ブロックノイズだらけになったり。
アンテナレベルを表示させてみると、確かに低下しています。
強風だったり雪が降ったりしているときの受信障害は以前から起きていましたが、今回は2回とも快晴。天候が理由ではなさそうです。
ウチには「来年2月4日から「700MHz」の問題で受信障害が発生するかも」というダイレクトメールが届いていましたが、まだその時期にはなっていません。
そもそも、ウチは上記の記事の通り、すでに昨年に対策済みです。
どうしたものかなあ。ちょっと様子見かなあ。
……と思っていたら、横で妻が「年末年始にテレビが映らないと困る」と。
そりゃそうですよね。
そこで、自力で出来る対策をすることにしました。
UHFアンテナの交換です。
そもそも、むかしベランダに自分で取り付けたアンテナ。
わが家のテレビアンテナは、10年ほど前に自分で取り付けたものです。
それまでは近隣の何軒もで共同アンテナを利用していたんですが、諸般の事情でそれを廃止することになり、各戸でアンテナを建てて受信するなりケーブルテレビを契約するなりすることになりました。そのときわが家では、ベランダに来ていたBSアンテナ用同軸ケーブルを使って自分でUHFアンテナを設置することにしたんです。(その代わり、BSアンテナは取り外しました)
ベランダ手すりに取り付けたBSアンテナ用マウントに長さ1mのアルミポールを立て、コンパクトな八木アンテナ(ループダイポールというのかな)を立てて使っていました。
マスプロアンテナのSPH3(SkyPhantom)という機種です(現在は販売終了)。
画像は、昨年末にアンテナマストを2mのアルミポールに交換したあとの状態です。
しかし、わが家は谷間の地形にあり、送信アンテナの方角には土手があって高い木が生えています。受信環境はよくありません。さらに悪いことに、送信アンテナの方角にはちょうど電柱があるんです。
そこで、この中電界用アンテナから、もう少し利得が大きい弱電界用のアンテナに交換することにしました。大型になるので以前の1mのポールでは軒先に干渉したはずですが、昨年2mのポールに交換したので、軒先に干渉する心配もありません。
購入したのは、マスプロのLS146。
軒先に干渉しないとは言っても、大型になると重量が心配です。
なので、いちばん小さい14素子のものにしました。
マスプロのLS146です。
ヨドバシドットコムで5200円。安いですね……。
それでも、前のアンテナよりも1kg近く重くなります。ちょっと心配。
ほとんど完成状態なので、組み立ては簡単。蝶ネジが使われているので、プラスドライバーも使って数ヵ所を組み立てるだけで完成です。
本来なら同軸ケーブルの加工も必要になりますが、今まで使っていたものをそのまま差し替えるだけで済みました。
アンテナ本体を組み立てたら、ポールを降ろしてアンテナを交換し、ポールを立ててアンテナの角度を調整。
テレビでアンテナレベルを見ながら、できるだけ数字が大きくなるように向きを調整します。
さて、これで不調が出なくなるかどうか。
ステー(支線)がないので、強風時が心配です。後で支線を3方向に張ろうと思っています。
それにしても、青空に向かってアンテナが伸びている光景はいいものです。
遠い遠い昔、アマチュア無線をやっていた頃のワクワク感を思い出します。
(2021.1.3追記)
アンテナを交換しただけでは、アンテナレベルはあまり改善されなかったかもです…。天候や時間帯など様々な条件で変動はあるでしょうけど。