勝手口の面格子の横桟があちこち外れて歯抜け状態になっていましたが、それをハンドリベッタを使って修理しました。
その1。
その2。
ハンドリベッタとは。
この工具、今回初めて知りました。
リベットと言えば、金属部材の穴に通して片側をカナヅチで叩いて潰すことで、金属部材を締結するもの。
なので、金床に当てる側とカナヅチでたたく側の両側からアクセスできなければ使えないと思っていたんです。
ところが。
ハンドリベッタを使えば、片側からのアクセスだけで通常のリベットのように部材を締結できるんです。
それには、ブラインドリベットという材料を使います。
これは、ツバのついた中空のリベットに、先端に玉がついた棒が通してある形状・構造をしています。
このリベット部分を部材の穴に差し込み、ツバを部材に押し付けながら棒を工具(=ハンドリベッター)で無理やり引っ張ると。
棒の先端についている玉が中空リベットにめり込んでいき、リベットを押し広げていきます。
ブラインドリベットを部材の穴に通した状態でこれを行えば、先端がふくらむことで部材が締結されるというわけ。ハンドリベッタで引っ張り終わると、シャフトは切断されます。
ハンドリベッタSR-1。
今回購入したハンドリベッタ、SR-1。
裏面の説明です。
思いっきり開いた状態から使うので、力も要りますし、手の小さい人だとやりにくそう。両手で操作する場合は手を挟まないよう注意が必要です。
実際に使った感じでは、1回の操作ではシャフトは切れず、1回目でカシメ、2回めでシャフト切断というようにブラインドリベット1本につき2回の操作が必要でした。
それでも、面格子の修理は問題なく行うことができました。
ブラインドリベット。
今回購入したブラインドリベットです。
ブラインドリベットには材質やサイズがさまざまなものがあり、部材に合ったものを選ばなければなりません。
規格はこちらのページが詳しいようです。
面格子の部材の厚みや穴の大きさなどを慎重に測って考えた結果、今回は「4-3」という規格のものにしました。
若干、想定外のことはありましたが、それでも面格子の修理は無事に終えることができました。