フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

勝手口ドアの面格子、外れた横桟をDIYで修理。ハンドリベッタがあれば意外に簡単!(その1)

わが家の勝手口ドアには、外側に面格子がついています。

しかし、建築後27年を経る間に、面格子の横桟が1つ、また1つと取れてしまい、歯抜け状態になってしまっていました。

 

これが正常状態。(今回の修理後です)

屋外側の正常状態。
屋内からみた正常状態。

横方向の桟が、このようにハシゴ状についているはずのものです。

 

ところが、実際はこんな状態になっていました。

横桟が歯抜け状態。

(屋外からみた修理前の様子は、撮影を忘れてしまいました)

横桟が半分以上取れてしまい、下の方には外れかけてナナメになっているものもあります。

 

ガラスは「上げ下げ窓」になっていて、網戸にもなっているので換気ができますが、歯抜けになった面格子では防犯上どうなの?まずいんじゃないの?と気になっていました。

 

勝手口ドア交換は、意外に費用がかかる。

 

そこで、勝手口ドア交換にいくらかかるか、リフォーム会社の見積を取ってみました。

 

すると。

  • ドア自体を交換しようとすると、取り付けてある壁からの工事になるので大変。
  • 今はそういう方法でなく、既存のドア枠を残したままそれに被せるように新しいドア枠をつけ、それに新しいドアをつける方式が主流。

とのこと。

 

その場合、YKK-APの交換用ドアだと材料+工事費+消費税で概算22万円とのことでした。

 

ひとけた万円ぐらいでは?と予想していたので、予想外の高額でした……。

(折込チラシでみた別のメーカー・業者さんだと、ひとけた万円でも可能性はありそうでしたが)

 

今回の場合、面格子が壊れているだけでドア自体は全く問題ないので、22万円はさすがに高い。

そこで、別の策がないかと考えることにしました。

 

面格子は修理できる?

 

外れてしまっている横桟は、もともとリベットで外枠に止められていたものです。

リベットといえば、金床の上で叩いて潰して締結するもの。このようなアルミ型材では金床を使うわけにいかないから、自分でリベット止めすることはできなさそう。何か別の方法があれば……。

 

そう思いながらネットを検索していると、こんな記事が見つかりました。

dream-hp.net

 

リベット止めされていた桟が外れてしまった同じようなアルミ面格子を、DIYで修理したという記事です。

 

なんと、ハンドリベッタという工具があれば、(金床に当てて反対側から叩くような、両側からの加工でなく)片側だけからの操作で、リベット止めができるらしい。

なるほど!そういう方法があるんだ!「リベットは叩いて潰して締結するもの」というのは、単なる思い込みでした。いろいろな部材があるものです。

 

さっそく調べてみると、ハンドリベッタは千円台で入手可能。それなら、今回の修理のためだけに工具を買ってしまっても痛い出費ではありません。

 

その方針で、自力で修理することにしました。

 

ハンドリベッタについては、もう少し詳しくこちらで。

nshufu.hatenablog.com

 

ハンドリベッタとブラインドリベットを入手。

 

さっそく入手しました。

ブラインドリベット。
ハンドリベッタ。

ブラインドリベットにはいろいろ種類があるので、部材にすでに開けられている穴の大きさや部材の厚みなどを慎重に測って選びました。このあたりは別記事にでも。

 

面格子をはずす。

 

この勝手口ドア(三協アルミ製)の面格子ですが、ドアから取り外し可能です。そもそも、そのことに気づいていませんでした。DIYで修理できるかな?と考えたときになってはじめて、「そういえばあのあたりに何か説明書きがあったような…」と思い出した次第です。

※この家を建てて27年経ちますが、面格子が外せるなんていう「隠し機能」、全く意識していませんでした。ガンダムの大気圏突入方法をマニュアルで発見したアムロ、あるいはマジンガーZが海底の厚い泥に沈んでしまったとき脱出のための推進機構(スクリュー?ロケット噴射口?)に気づいた兜甲児はこんな気分だったかも?そんなわけないか。

 

しかし、「防犯のための面格子なのに、取り外しできるってどうなの……?」という疑問もあります。なので取り外し方法の詳細は書きませんが、勝手口ドアの説明には、その方法がちゃんと書いてありました。

 

その方法で、面格子をドアから外しました。

(残っていた横桟もあらかた取ってしまった状態)

外した面格子。

最後に残った3本の横桟も、この撮影後に無理やり取り外してしまいました。(かろうじて止まっていたリベットを、手でねじ切って外してしまいました)

 

面格子枠の屋内側(網戸の網がある側)には、リベット残骸のフランジ(リベットの「つば」)が見えます。

屋外側(横桟が取り付けられていた側)には、折れたリベットボディが。

屋内側。
屋外側。

 

はずれた横桟にも、折れたリベットの残骸が残っています。

外れた横桟のリベット残骸。


なので、作業としては

  • 横桟のリベット残骸を取り除き、取り付け穴だけにする。
  • 面格子枠の網をはずす。
  • 面格子枠のリベット残骸を取り除き、取り付け穴だけにする。
  • ハンドリベッタとブラインドリベットで、面格子枠に横桟を取り付ける。
  • 網を張る。
  • 完成した面格子をドア枠に取り付ける。

という流れになります。

 

横桟のリベット残骸を取り除き、取り付け穴だけにする。

 

リベットの残骸はアルミ製なので、わりあい楽に取り除くことができます。

 

  • まず、飛び出ている部分をニッパでできるだけむしり取り、
  • 残った部分を電動ドリルで削って、内側に落とす。

 

という方法で行いました。

 

リベット残骸を取り除いたところ。

こんな風に外れます。これを、横桟20本の両端について行いました。

 

面格子枠の網をはずす。

 

これは簡単です。

押さえゴムを溝から引っ張り出せば、網がはずれます。普通の網戸と同じ。

押さえゴムを外す。

 

面格子枠のリベット残骸を取り除き、取り付け穴だけにする。

 

面格子枠に残っていたリベット残骸は、電動ドリルで端を削るまでもなく、ラジオペンチの先で押し込み、こじるだけではずれました。

リベット残骸をラジオペンチの先ではずす。

 

ぽろぽろと、簡単に外れていきます。

はずれたリベット残骸。

 

家を建ててから27年間全く洗ったことがない状態だったので、全体を水洗いし、この日は作業終了としました。

水洗い後。

 

(その2へ続く)

nshufu.hatenablog.com