傘の修理シリーズです。今回はホック。
息子が使っている折りたたみ傘のホックが取れたままになっていました。
取れたのはメス側。
たたむときには結んで、だましだまし使っていました。
そんなとき、こんな記事を拝見。
傘のホックを修理したお話です。
これは、やってみなさいという神のお告げに違いない!
早速とりかかりました。
まずは、ホックのサイズを計測。
うーん10mmかな。
というわけで、近所の手芸材料店トーカイで、10mmのプラホックを買ってきました。
5組入り、税込303円。
製造元の藤久株式会社は、トーカイを経営している会社です。例えるなら、ユニクロやGUを展開しているファーストリテイリングと同じ関係。
つまり、このプラホックは自社で製造販売している商品というわけですね。
別メーカーのものが通販もされているようです。
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取り付け方法の説明。
実際のパーツはこんな感じです。
10mmの製品ですが、見た感じでは気持ち小さめの印象?
さて、では取り付けましょう。
メス側はホックが外れた穴だけになっているので、そのままでOK。
残っているオス側ホックを外さなければなりません。
上記の記事にもあるとおり、これが大変でした。
オス側ホックは、麦わら帽子形の部品2つで布を挟み、はめ込んだ構造になっているようです。なので、その「帽子のつば」部分をこじって引きはがすことに。
しかし、ドライバーでぐいぐいやろうとすると、布が傷んでしまいそうですぐに断念。
そこで、ペンチ・ラジオペンチ・プライヤーなどで表側と裏側の「つば」部分をつかみ、曲げて引っ張ったり、ぐるぐる回したりねじったりして外せないかやってみました。
しばらくあれこれ格闘しているうちに、なんとか外れました。
外れた残骸。もはやオス側ホックの原形をとどめていません。
つまり、ここまでひん曲げないとはずれなかったというわけです。
とにかく、布だけになりました。
ここまで来れば、あとは説明書通りにオス側とメス側をはめるだけです。
ただし向きを間違えると悲惨です。振り出しに戻って、間違えたプラホックを無理矢理はずすところからやり直しになってしまいますから、向きを間違えないようによく注意しましょう。
メス側は「キャップ」と「ソケット」、オス側は「キャップ」と「スタッズ」の組で布をはさみ、ぱちんとはめれば完成。
……ですが、これが固くて、指で押してもはまりません。
一式を机の上でセットし、上からペンチの頭をぎゅっと押しつけたらようやくはまりました。
ふう。やれやれ。
この感じなら13mmでも大丈夫だったかな。
照明が反射して違う色に見えますが、色は上の方の画像と同じ、つや消しの黒です。
最後に注意事項。
ホックをはずすときの工具の扱いにはくれぐれも注意してください。
特に、ドライバー。
ドライバーでこじるときに、ドライバーの行き先に手があると、……勢い余ってドライバーを手に突き刺してしまう可能性があります。考えるだけで恐ろしい……大けがになってしまいます。彫刻刀を使うときなどと同様、ドライバーの行き先には絶対に手を置かないように!
それと、ペンチやプライヤー、ラジオペンチを使うときに指をはさまないように!こちらはそれほど大けがにはならないかもしれませんが、指先をケガすると生活全般に影響が出ます。
工具に力をかける作業のときには、本当に気をつけてください。
傘ベルトがマジックテープの場合にも。
ベルトのマジックテープがくっつかなくなってしまった傘の修理にも使いました。
マジックテープはそのままにし、別の場所にプラホックを取り付け手しまえば解決です。