新緑が美しい季節になりました。
わが家の狭い庭も、いろいろな植物が芽を出し若葉を開いています。
その1つが、カキ。
柿を食べたときの種が芽を出したので、以前に鉢に植えておいたんです。
柿は、若葉も美しい。
柿の木は、もちろん秋になって実がなればおいしく食べられるわけですが、それ以外にも楽しめる点があります。
一つは、秋の紅葉。
かなりまだらにはなりますが、赤く色づいた葉は綺麗です。
そして、もう一つが、若葉。
盛夏には濃い緑色で肉厚の硬い葉ですが、新緑の時期はきれいな黄緑色。むしろ、透明感さえあります。
このカキ若葉、食べられることを以前から知っていたので、天ぷらにしてみることにしました。
カキ若葉の天ぷら。
参考にしたのはこちら。
葉を何枚か取ってきました。大きさは…4,5cm×7、8cmぐらいか。
記事の通り、水洗いして水気を拭き取り、小麦粉を振って、衣をつけて揚げました。
出来上がり。
では、その味は……?
上記の記事では「たけのこのような味がしておいしい!」とありましたが、今回は特に味がしませんでした…。ただぱりぱり、さくさくと食べられてしまう感じ。
葉っぱがまだ小さかったのかも?
硬くなる手前で、かつもう少し大きくなってからの方が、もしかしたら風味が出るのかもしれません。
記事には「茎の部分の風味が強い」とありましたので、また機会があったらやってみたい。
庭に柿の木がないと、そして自分で揚げないと食べられない贅沢品?
それにしても、カキの若葉なんて、どこにも売っていません。
おそらく、どこの店でもカキ若葉の天ぷらなど出さないでしょう。
ごく限られた時期にしか手に入りませんから。
それを食べられるのは、自分の家に生えているから。
そして、それを自分で揚げたから。
これは、もしかしたらかなりの贅沢ではないだろうか?
今回は残念ながら味のしなかったカキ若葉の天ぷらですが、それを食べながらそんなことを考えました。