ポポーという果物、名前だけは知っていました。
去年だったか、とある道の駅でみかけたように記憶しています。そのときはスルーしたものの、なぜかずっと気になっていました。
それが、ウチの近所の産直販売所でたまたま見かけました。
明治時代に日本に入ってきたものの、収穫後数日しか持たないため市場に流通せず、栽培が廃れてしまったとか。今は産地に近い地元で少量しか販売されていないらしいです。
そこで、今回は買ってみました。1個400円。
ちょうどマンゴーぐらいの大きさです。
室内に置いておいたら、次第にメロンのような甘い香りが。
表面も黒くなってきました。
買ったときから少し軟らかい状態でしたが、一層軟らかくなったので、食べてみることに。
裏返してみると、下側はもっと黒くなっていました。
薄い皮は、熟した桃のように、包丁でひっかけて引っ張ればするすると剥けます。
切って食べてみました。
果肉はとろとろ。
中には、ビワと同じような大きな種が入っています。
味は、森のカスタードクリームと表現されるように濃厚な味。
マンゴーのような、メロンのような、「トロピカルフルーツ!」というような味です。(語彙力……)
ほのかにキャラメルのような甘さがあるのが、カスタードクリームに例えられる所以かも。
エステル臭が苦手な人(たとえば、メロンが苦手な人)には向かないかもしれません。
そのまま食べるほか、ペースト状にしてアイスクリームやヨーグルトにかけるなど、フルーツソースとして使うのもよさそうです。
久しぶりに、珍しいものを食べました。