しばらく前に、「やけくそハンバーグ」のツイートがバズりました。
「なんか終わった」ってお気持ちの時には、パックの合い挽き肉に塩胡椒してそのまま両面強火で焼くだけの「やけくそハンバーグ」がオススメ。よくわかんないけど機嫌が良くなります。チーズ乗せるとなお良し pic.twitter.com/xYeP9bmfGH
— ちみを(グルメアカウント) (@chimiwo) March 21, 2021
その後、別の「手抜きハンバーグ」の作り方として、「ボウルでこねないハンバーグ」 というのも見かけました。
ツイッターで見たのかネットの記事で見たのか覚えていませんが、確か「材料一式を直接フライパンに入れ、フライパンの中でこねて成形して焼けば、ボウルを使わないので洗い物が減る」というものでした。
そういう「変なやり方」には興味を持ってしまう私。
やってみました。
やってみた。
普段の私の作り方で、フライパンの中でこねて作ることにしました。
愛用の鉄製フライパンに、合挽き肉と、玉ねぎと、パン粉と、卵(1個では多すぎるので溶き卵を適量)。塩こしょうとナツメグ少々。こんな感じです。
すぐに後悔。
こね始めて、すぐに後悔しました……。
理由は2つ。
理由その1:室温が高すぎた。
そもそも、夏にハンバーグを作るもんじゃないと、作り始めてから気づきました。
ハンバーグ作りには気温・室温が重要。こねるときに手の熱でひき肉の温度が上がらないよう注意するほどです。
ところが、これを始めた時の室温はおそらく30℃近く。解凍したてのひき肉は十分冷えていましたが、それがみるみるダレていきます。
この程度でやめてしまいました。
(エアコン使わないの?熱中症になるよ?とお思いの方も多いでしょう。おっしゃるとおりです……)
理由その2:爪を痛めそう。
上の画像で分かる通り、愛用のフライパンは内面がザラザラです。(こんなのに焦げ付かないんですが)
底が平らでザラザラな部分もあるフライパンでこういうものをこねようとしても、非常にやりにくい。爪を痛めてしまいそうでした。
それはともかく。
この状態で火にかけ、両面を焼いてから水を加えて蒸し焼きにしました。
タネのかけらが残っていますが、ハンバーグを焼いた後のフライパンでソースを作るので、残っていても無問題です。
焼いた後のフライパンでソースを。
いつも、ハンバーグを焼いた後のフライパンでソースを作っています。
画像がブレブレですが、加えた水の残りと、タネのかけらが残っています。
ここに、赤ワインとケチャップと中濃ソースを加えて煮立てます。
「長年育てた」鉄のフライパンでそんなことしちゃうの?と思う方もあるかもしれませんが、こういうこともしょっちゅうしながら、もう30年近く使っているフライパンです。 使った後にタワシで洗って乾かしておけば、翌朝のオムレツだってちゃんと焦げ付かず、ほんのりハンバーグ風味のオムレツが焼けます。
こんな感じのソースになります。
ハンバーグ、できました。
成形がいいかげんなせいですが、タネがダレたせいで、片面(画像では上になっている面)が平らになっています。
こんな感じになりました。
(食べる時に電子レンジであたためたらソースが飛び散ってしまいました)
結局、こねるボウルの洗い物が1つ減っただけで、メリットというほどではありませんでした。
次回からは、普通にボウルでこねることにします。もっと寒い時期に。