ホームベーカリー(パン焼き器)でしょっちゅうパンを焼いている私です。
なぜって、安上がりでおいしいから。
手間は、炊飯器でごはんを炊くのと変わりません。
そして、最近よく焼いているのが「中力粉パン」。
元はと言えば、新型コロナウイルス感染症で日本全国ステイホーム生活 → なぜか日本全国でたくさんの人がパンを焼き始めた? → 強力粉が店頭から消失 → 困った!
ということで、手に入った中力粉でパンを焼いてみたのが始まり。
結局、ウチの条件の場合、強力粉でなく中力粉でもほとんど差がない食パンが焼けるということが判明したのでした。
しかも、中力粉なら、粉代が約20%も安上がり!
中力粉パンの欠点。
しかし、そううまくいくはずがありません。
中力粉パンには欠点もあります。
それは、風味が劣ること。
2種類の中力粉を使ってみましたが、どちらも強力粉を使った普通のパンに比べて香りが悪い。なぜか、ちょっと蒸れたような匂いになります。
匂いをマスキングすれば?
そこで考えました。
中力粉特有(だと思う)の匂いをマスキングする材料を入れればいいのでは?
別の香りのある材料を入れるという案。
そこで、タマネギを入れてみることにしました。
「タマネギパン」というわけです。
タマネギパン。
タマネギ少量をみじん切りにして、電子レンジに短時間かけました。
小皿にこの程度の量です。
他の材料と一緒に、パン焼き器に投入。
(見にくいですが、てっぺんにタマネギが載っています)
問題なく焼けました。(画像は一部食べた後です)
膨らみ方は、タマネギなしの場合と変わりありません。
表面にはかすかにつぶつぶ感があるような、ないような。よくわからない程度です。
断面にも、固形のタマネギは見当たりません。
食べた印象は。
パン焼き器でパンを焼いているときから、室内にタマネギの香ばしい香りがただよいました。といっても、トーストにして食べるときそれほどタマネギが主張するでもなく、中力粉特有の匂いもなく、ただの中力粉100%パンよりもおいしく食べられました。
食後にタマネギの匂いが残ることもありません。
これはよさそうです。
オリーブオイルパン。
中力粉の匂い消しが目的ではありませんでしたが、中力粉100%パンのマーガリン30gをオリーブオイル25gに変えて焼いたこともあります。
それも、全く普通に焼けました。
特にオリーブオイルの香りがするわけでもありませんでしたが、中力粉特有の匂いも消えていました。
ただし、マーガリンをオリーブオイルに変えると材料費がかなり上がってしまいますけどね。
コーヒーでも香りのマスキングになります。
材料にインスタントコーヒーをスプーンで1杯入れるだけ。
もちろん普通に焼けます。
香ばしい風味になり、断面もほんのり茶色。
でもいくつか試して一番よかったのは、シナモンパンだったりします。
冷凍庫の肥やしになっていた古いシナモンパウダーを適当に入れただけのものですが、甘い香りのおいしいパンになりました。