少し前から、パソコンで長年使ってきたロジクールのマウスM-BZ96Cの動作が不安定になっていました。
主な症状としては、
- ダブルクリックがうまくできない。
- エクスプローラなどで、ファイルの移動や複数選択がうまくできない。
つまり、「クリックしたはずなのにクリックされてない、クリックしていないのにクリックされたことになっちゃう」ような感じです。
マウスチャタリング。
ネットで調べてみると、「マウスチャタリング」と呼ばれるトラブルのようです。
※チャタリングとは、一般的にはスイッチの接点の機械的振動による接触不良のこと。
マウスにはスイッチがいくつも使われていますから、マウスの動作不良のことをマウスチャタリングと呼ぶようになったのではないでしょうか。
参考にしたブログ
によれば、マウスチャタリングが起きているかどうかを調べるには、デスクトップ上で適当なアイコンをクリックしたまま(選択したまま)にし、マウスをぐるぐる動かしてアイコンをぶん回してみればいいとのこと。
マウスチャタリングがあれば、ぐるぐる回しているうちに、クリックしてつかんだままのはずのアイコンを落としてしまうらしい。
やってみたところ、クリックしてつかんだはずのアイコンを、すぐに落としてしまいました。やはり「マウスチャタリング」のようです。
新品に交換? それとも修理を試みる?
チャタリング=スイッチそのものの不良なら、ちょっとやそっと分解しても直すのは難しそう。
でももしかしたら掃除ぐらいで直るかもしれない……。
そこで、またまた例によってダメモトで分解してみることにしました。
ダメなら新品を買えばいいだけのことです。
いままでダメ元でテレビのリモコンとか電卓とかを直してしまった私ですから。
(卓上のエセソーラー時計を直したこともありますが、ブログ記事にしたんだっけ?)
マウスを分解掃除。
これが問題のマウスです。ロジクールのM-BZ96C。いつ買ったものか記憶にありません。10年以上前かな?
手垢だらけでお見苦しいところをお見せします。ロゴが擦れて消えかかっています。
底面にネジがあるのでそれを外せばいいらしい。
ネジ? そんなのないじゃん。穴はあるけどフェルトみたいなものでふさがってるし…。
……と思ったら、綿ボコリが詰まっていただけでした。
取り除いたらちゃんとネジが。
このネジを1本はずしたら簡単にケースが開きました。
パーツが込み入っているスイッチやホイール周りに、かなりゴミが溜まっています。
それをピンセットで取り除き、ホイールの手垢は、乱暴ですがピンセットの腹でこそげ取りました。
照明のかげんが違いますが、けっこうきれいになりました。
元通り組み直して終了。
掃除前と同じように、デスクトップのアイコンをつかんでぐるぐるぶん回してみましたが、アイコンを落とさなくなりました。ゴミでスイッチの動作が不安定になっていただけだったようです。
それから数日経ちましたが、全く問題なく使えています。
ダメ元での分解掃除で、古いものをまたまた延命させてしまいました。
失敗したこと。
ただし、失敗した点がひとつ。
ホイールの手垢を掃除するとき、ピンセットの腹でこそげ取ったのはいいんですが、もう1つ余計なことをやってしまったんです。
それは、消しゴム。
こびりついた汚れをこすりとるとき消しゴムは役立つ方法の1つですが、今回はそれが失敗でした。
このホイールはゴム状の素材でできています。
消しゴムでこすったところ、汚れは取れたのですが、ホイール本体まで削れてしまったんです。
消しゴムには素材を軟らかくするために可塑剤が含まれていますが、可塑剤でホイールのゴムが溶けてしまったのでしょう。
消しゴムが接触していた部分のプラスチック製品が溶けてしまったという経験はないでしょうか? それと同じです。
というわけで、ホイールがこんな風になってしまいました。
実用上は問題ないので、このまま使うことにします。
(2019.9.6追記)
その後、またおかしくなったようです…。スイッチ類は繊細なのでしょう。
新品に交換することにします。
朝からWindows10が不調で、画面が反応しない。最近のアップデートが原因か?と、最新のアプデを無効にしたが効果なし。ところが、ふと気付いてマウスを交換したら即解決。古くなったマウスのボタンが死んでたみたい。以前掃除して延命させたけどさすがに限界か。
— イヨ (@iyoiyo2013) September 5, 2019