事の起こりは、確か先週のこと。
家の前のコンクリート上に、何だかよくわからない、見たこともないカタマリがありました。
明るい黄土色で、細長い紐状の、見たこともない「何だかわからないもの」。
つけめんや二郎系ラーメンの太い麺が、濃いスープを吸ってからつぶれたような外見です。最初は、「カラスが、うどんか何かの生ゴミを落としていったんだろうか?」と思いました。
しかし、少しよく見ると、ミミズのような横方向のしましま模様(体節)がわかるので、やはり麺類ではなく生き物であることがわかります。
雨上がりの道路やコンクリート上でミミズが干からびて死んでいることがよくありますが、今回のものはミミズとは色が明らかに違います。しかも、ミミズよりはるかに長く、麺類のカタマリに見えるほど。
あれは一体何だろう?
子どものヘビ? しかし、ヘビにしてはあまりにぺちゃんこにつぶれています。骨があるようには見えません。しかもからまって玉のようになっていますから、ヘビにしては長すぎる。
海の生物であるゴカイがつぶれたらこんな感じかもしれません。ゴカイのようなたくさんの足はありませんでしたが。
そんなことがあった数日後の今日。
また同じ「黄色い細長い生物」が、やはり雨上がりのコンクリート上にいたんです。
しかも、今回はカタマリではなく長いまま。生きていました。
いちおう画像は小さくしておきます。(クリックで拡大)
長さは約50cm。非常に長い。
頭部はイチョウの葉のような扇型をしています。
オオミスジコウガイビル。
さっそくネットを「ひも状の生物 黄土色」で検索したら、すぐわかりました。
コウガイビルの仲間、外来種のオオミスジコウガイビルだと思われます。
ヒルという名前はついていますが、ヒルとは違う、再生能力が有名なプラナリアの仲間。扁形動物門に属します。
うねうねと動きながら這っています。
変な生き物が身近にいるんだなあと、あらためて思いました。
肉食で、ミミズやナメクジなどを捕食するとか。
生ゴミを分解してくれるミミズを食べられちゃうと困るんですけどね。