フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

ひとり暮らしのためのマニュアル本,どれもしっくりこない中で選んだ2冊。

 

子どもが大学に進学して下宿を始めるときには,「一人暮らしのためのマニュアル本」を2,3冊みつくろって渡すようにしています。

ネットがこれだけ発達した現在ですから,ネットで調べれば何でもわかりますが,紙の本でまとまっているものが手元にあってもいいだろうと思うんですよね。

 

しかし。

いまいちしっくりこないものが多い。

 

なぜかというと,女性読者を想定した本が多いんです。

一体どうしてなんでしょう?

どういうわけか,装丁とかイラストとか内容の構成とかが,初めて一人暮らしをする男子学生や,男性新社会人向けの雰囲気が感じられないんですよね……。そういう読者層なら,インテリアなんて二の次三の次だと思うんですが。

 

個人的には,「とにかく死なないように,周囲に迷惑をかけないように,部屋をゴミ屋敷にしないように,周囲に生乾き臭をまき散らさないように生活するにはどうしたらいいか」を中心に据えた本がほしい。

 

……それはともかくとして。

アマゾンで検索して,少ない選択肢の中から選んだ本がこの2冊です。

というより,子ども3人ともに結局この2冊を毎回買って渡しているような気がします。

 

 『ひとり暮らし完全サポートBOOK』(主婦と生活社,1000円+税)。

 

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2003年発行の旧版から2014年に改訂されたもの。ということは,やはりこういう本のニーズがあり,しかもある程度売れているということなのかもしれません。

 

内容は,一般的な項目を網羅した「なんでも百科」的な感じ。

部屋探し,家事(料理・掃除・洗濯・収納),金銭管理,

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インテリア,危機管理(ケガ・病気,防犯,防災,トラブル…)

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ただし……やっぱり女性読者を想定しているようなんですよ。イラストがコレですから。

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まあ,いろいろなことがまんべんなく載っているということで,あってもソンはしないかなというレベルの本です。

 

『ひとり暮らし自己防衛マニュアル』(池田書店,900円+税)。

 

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こちらは,2006年発行のやや古い本。アマゾンでも新品はもう売っていません。

執筆は中尾千穂さん,渋井哲也さん,青山敏子さん。

 

危険予測,悪徳商法などについての項目が最初になっています。

次に部屋探し,健康維持のための自炊や医療,メンタルヘルスについて。男女のつきあいについて書かれているのも特徴的。

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バイトやネットトラブルについても。

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ただし,この本は発行が2006年なので,スマホやSNSが登場しません。そういった意味では内容が古いんですが,でも私は,アマゾンなどで探した類似の本の中ではこれが「何となく」好き。斉藤ロジョコさんのイラストも好みですが,全体を流れる「ゆるさ」というか,「男子っぽさ」というか。雰囲気が「女の子女の子していない」んです。

 

ツイッターがなかった?時代のせいか,今ならツイッターでいくらでも手に入るひとり暮らし経験者のひと言が,最後に載っていたりもします。

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この2冊を渡した長男や長女が読んでくれたかどうか,末っ子が読んでくれるかどうかわかりませんが,ひとり暮らしを安全に楽しんでほしいものです。


この2冊に加えて必ず渡していたのがコレです。