子どもをほめて育てるかどうか,ときどき話題になりますね。
アドラー心理学の関係もあるようです。
たとえばこちら。
best-times.jpあるいはこちらにも。
子どもをほめない方がいい?
上の2つの記事ではどちらも「ほめない方がいい」という考えのようです。
でも,思うんですよ。
例えば,子どもがテストで100点を取ってきたとき。あるいは逆上がりができたと言ってきたとき。
「えーと,えーと,こういう時はどう言えばいいのかな…単純にほめるよりは,努力を認めようか,工夫を認めようか,それとも……」
なんて悩むようでは,ちょっとどうかと思うんです。
もちろん,毎度毎度臨機応変に,スムーズに「効果的な接し方」ができるのなら,それでいいと思います。でもそんなの無理ですよね笑。
一瞬考え込んでいるおかあさん・おとうさんを見て,子どもも何か割り切れない気持ちになってしまいそう。
まずは「すごいっ!」でもいいのでは?
私の考えはこうです。
すごいと思ったら,単純に「すごいっ!」でもいいじゃありませんか。とりあえずその場は。
「どういう接し方が効果的か」は,後でゆっくり,あるいは普段から考えておくことにして,次の機会にそれを上手く生かすことができれば,それでいいのでは?
いざその場になったら,まずは素直な感情で,嬉しい気持ちを子どもと共有しましょうよ。そういうときが,子育てで一番楽しいときの1つなんですから。
どういう声かけがいいのかは,子どもの性格も考えに入れ,様子も観察しながら,普段から考えておけばいいと思います。
私もちょうど嬉しいことがありました。
ちょうどおととい,ちょっといいことがあったんですが,さらに運のいいことに,昨日も嬉しいことがありました。
実はウチの子,上2人もすごい所のある子どもらだったんですが,末っ子も上2人に負けずにすごいんです。何がすごいか,ここでちょっと書けないのが残念なんですが。
なので,
「すっげぇーーーっ,すごいなあーー本当にすごい。感心しちゃう。よくできるねえ-。おとうさんなんか絶対無理だよ。すごいすごい,心配になっちゃうぐらい。ねえ,無理してない? 大丈夫? いや本当にすごい」
などと,全く語彙の貧弱なほめ方をしてしまいました。あまりにすごいすごい言い過ぎて,年のせいかウルウルしてきてしまうほど。こんなにすごいすごい言わせてくれるウチの子はなんてすごいんだ。
こんなこと言っていると,子どもはイヤそうですけどね……笑。
でもこんな点には注意かも。
もちろん,子どもの性格にもよると思います。ウチの子はみんな超マイペースで,親も含め周囲の評価なんか全然気にしないタイプなんです。
常に大人の目を意識している子とか,周囲に媚びようとする様子が見える子の場合は,対応を変えた方がいいかもしれませんね。
それに,都合のいい方向に子どもを誘導しようというような「下心」でほめるのは,やめた方がいいと思います。 きっと子どもは,そんな下心を敏感に見抜きます。
「こうした方がいい」と思うことがあるのなら,ちゃんとストレートにそう言うべきでしょう。それも,指示・命令ではなく「I(アイ)メッセージ」の方がいいと思います。
子育てを楽しんでほしい。
繰り返しになりますが,子どもをほめたいと思ったときには,まず,その気持ちを楽しんでいいんじゃないかと思います。子育てでいちばん楽しく嬉しいことの1つですから。
末っ子が作ったオブジェその2(その1はこちら。進研ゼミのDMについていた暗記用シートを折ったものです)。
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