…と思うんですよ。
子ども関係の「あるある」、よく聞きますよね?
例えば、
- 小学生男子はどろんこになって帰ってくる。
- 小学生男子はプリントをランドセルの底でくしゃくしゃにして出さない。
- 女の子はかわいい物や服が大好き。
…
…
などなど。
他の子もそうか、と安心できるかもしれないけれど。
自分の子どものあきれるような振る舞いに対して、「他の子もそうか」と安心できる面はあると思います。
でも、結局は子どもによって違うんですよ。
ちなみに、ウチの子は息子も娘も全然あてはまりません。
子どもはみんなプリント類を(言われれば、あるいは言われなくても自分から)きっちり出すし、娘は女の子らしいかわいい服が大嫌い。
「あるあると比べて安心」するより、目の前の子どもをよく見た方がいいんじゃないかなあという気がします。
「あるある」を先回りして心配してもしょうがない。
他にも、
- 男子が思春期になると、荒れたり乱暴になる。
- 女子が思春期になると、父親は嫌われ、相手にされなくなる。
なんているステレオタイプな考え方もありますが、これも、先回りして心配したってしょうがない。
これも、やはりウチの息子・娘には全くあてはまりません。
息子は自分の世界を持つようにはなりましたが、別に乱暴になるわけでも、親を毛嫌いするわけでもありませんでした。
娘はずっと私と仲良くしてくれます。女子高でしたが、クラス内で腕相撲(!)をやっていたらしく、家でよく勝負を挑まれました。もちろんいつも勝ってましたが(手首を握るハンデつきでいい勝負だったかな)。
定期テストの勉強にもよくつきあわされましたよ。
こういう点はむしろ、「こういうものだ」と安心してはいけない部分だと思います。思春期になったら荒れて当然、年頃の娘からは嫌われるのが普通、といって簡単に納得していいことではありません。
おそらく、昔の親子関係に問題があったからそうなったんだと思うんです。
親が子どもを自分の管理下にあると考えると、子どもは反発しますから。
現代はそれに加えて、仲が良すぎる方も問題かもしれませんけどね。
親が子離れできない、子が親離れできないのは、当面は問題なくても、10年後・20年後に、親子それぞれにとって良くないのではないかと思ったりします。
「こうなって当然」というのが予想できない時代。
他にも、
- 中学生・高校生・大学生になったら彼氏・彼女ができる。
- ある程度の年になったら当然のように結婚する。
- 結婚したら子どもができる。
といった、かつては「当然」と思われたことも、全くあたりまえではなくなっています。
「あたりまえ」とか「普通」とか、そういったことを考えてもしょうがない時代だなあと思います。私も、子どもに「人生設計を考えろ」とは言うつもりですが、「結婚はまだか」「孫はまだか」とは絶対言わないつもりでいます。