以前,持病はしゃっくりぐらいと書きました。
それ以外では,ときどき腰痛になることがあります。
本格的なぎっくり腰で2~3日まともに動けなかったことが過去に2回。
それ以外に,ある程度活動はできるものの日常生活に結構支障が出る急性の腰痛に,ときどきなります。
先日も,またやっちゃいました。
「やっちゃった」とは言うものの,特に危険な動作(中腰で重い物を持ち上げるなど)をしたわけではありません。むしろ,腰痛になるのは普段の本当に何気ない動作のことが多いんです。
今回は,みそ汁を作っていた小鍋に野菜を入れようと,まな板の前に立っていた場所から上半身をちょっと横向きにひねったときでした。
背中に,ピリッというかピキッというか,そんな痛みが。
「あっ,やった……」という感じです。
しかも,今回はキューッと痙攣するような痛みが来る感じで,タチが悪そう。こういうときのため常備しているインドメタシン1%入りゲルを急いで塗りたくり,なんとか夕食を作り終えました。
食後の食器洗いは仕事から帰宅した妻にやってもらったんですが,「悪いけど今日は食器洗い頼む」と私が言ったのを聞いていたんでしょう。洗いものが先に一通り終わった後でゆっくり食べ終わった末っ子が,気がつくと自分の食器をちゃんと自分で洗ってくれていたんです。
いやー嬉しかったですね。本当に。
自分の食器を自分で洗うなんて,しごく当然のことかもしれません。
今さらありがたがることでもないのかもしれません。
でも,私は子どもたちに「食器洗って」とか「自分の食器ぐらい自分で洗いなさい」のように言ったことがありません。
「お手伝いさせるのは当然でしょ?」という意見もあるかもしれません。
でも,食器洗いに限らず,お手伝い全般を特にさせていないんです。
それはなぜか?
「どうせそのうち絶対に自分でやるようになる」と思っているからです。
ひとり暮らしするようになれば,絶対に自分でやるんです。食器を洗わないわけにはいきませんから。だから別に今からやらせる必要はないだろう。必要なときに必要なことを自分で判断できない・やらない・できないほどウチの子はバカじゃない。そんな風に考えているんです。
※事実,同じように家でなにもやらせずにしてきた長女も,今は家に帰ってきたとき自然に自分で皿を洗ってくれます。そういえば私も,今は最低限の家事をなんでもやっていますが,子どもの頃はなーんにもやりませんでしたし,親からあれをしろこれをしろとは言われませんでした。
なので,普段は皿洗いすることもない末っ子ですが,私が具合が悪そうだと見ればちゃんと自分で必要なことを理解してやる。そんな,周囲のことをちゃんと見ていて言われなくても自分から行動してくれたことが嬉しかったんです。
末っ子の実物を見ていただかないとこの気持ちはわかってもらえないと思いますが,寡黙な高校生の末っ子が食事を終えて無言で風呂に入りに行ったあと,食器が洗いかごに入っているのを見たときの気持ちと言ったら!
息子が風呂から出た後にも,翌朝にも,「すごい!助かるなあ。ありがとう!」なんて何回も言っちゃいましたよ。
大げさな話,こんな嬉しさが,子育てのご褒美なのかもしれないとさえ思います。
ところで腰痛の方はというと,なった直後は立っているのもちょっとつらいほどだったものの,幸い回復も早く,ロボットのASIMOのような不自然な歩き方を1~2日しなければならなかった程度で済みました。慢性的なものでなく場所もその時によってまちまちなので,急性の捻挫のようなものだと思います。気を付けなければ。
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