今日はこんなツイートを拝見しました。
受験勉強ではペースメークできてたのに、大人になってからグダグダなのは、受験期は親に勉強に全振りできる環境を作ってもらってはいたんだなと思う。大人になってから生活面との両立が経験がないとより大変になったのでどっちがいいのかはわからん…いつまでも親がいるわけではないし。
— ゼニガメの長老様 (@sayacargo) 2019年2月16日
ついつい反応したくなってしまった部分が2つ。
「ペースメーク」と 「勉強に全振り」です。
受験勉強のペース作り。
ツイッターを眺めていると、東京及び近郊(首都圏)の受験は本当に大変そうです。
中学受験も高校受験も。
それに対して、こちらはのんびりした地方都市。状況は全く違います。
ウチでは3人の子どもが中学受験や高校受験をそれぞれ経験しましたが、受験のための塾には、勉強そのものというよりも、受験のペース作りと情報収集が目的で通わせていました。
- 子どもに受験を意識させ、勉強のペースを作るため。(同じ学校を受験する同レベルの子どもの中で勉強させたかった)
- 受験に関する情報源として。(小学校や中学校からの情報では足りない)
3人とも、塾に通わせたのは受験の約1年前や半年前からだけ。中学受験のときは小学校6年から、高校受験のときは中学3年の部活を引退した夏期講習からだったかな。
中学受験は首都圏と状況が全く違いますし、高校受験も公立高校だったこと、そしてどういうわけかウチの子どもらは3人とも勉強が得意だったので、その程度で済んでしまいました。
では大学受験はどうしたか?
地方の伝統校の特色でしょう。
「ウチの学校の勉強をしっかりやっていれば、それだけで難関大学受験にも対応できる!」
……。
そう言い切ってしまう学校のすごさ。
そして、ウチの子どもらも子どもらで、3人ともほぼこれで受験を乗り切ってしまいました。(末っ子もこのスタイルで終える予定)
高校での指導がどんな感じなのか私には全くわかりませんが、末っ子の部屋をみると、学校でまとめて購入したかなりの量の教材が積み上げてあります。そういう意味では、高校の面倒見がいいのでしょう。親の立場からは、受験勉強に専念できる環境を作り、手続や受験日程などに注意すればいいだけで、本人の勉強そのものに関わることはほとんどありませんでした。
ただし、そんなウチの子どもらが、小学校4年ごろから猛烈な勉強を続けてきたであろう首都圏の子どもらと大学で顔を合わせたら一体どうなるんだろう……カルチャーショックみたいなものはないんだろうか?と思ったものです。
上2人は特に問題なく大学生活を過ごしていました/いますが、末っ子もきっと大学でもなんとかしてしまうのでしょう。
生活と勉強の両立。ハンデのある戦い。
もう1つの、「勉強に全振り」については。
私は、「高校卒業までは、生活面は全て親である私たちが面倒をみるけれど、大学に入ったら下宿先で何でも全部自分でやらせる」という方針でいます。
「高校までは勉強に全振り」、でも大学に入ったら、まず明日のごはんや着る物の心配からしなければなりません(食事については、今は大学の学食で朝食から夕食まで食べられるようですから何とでもなりますが)。
一方、自宅から通う大学生の生活は、高校時代と大して変化ないでしょう。
ですから、ハンデ戦です。
でも、誰だっていつかはそうやって自分で生きていかなければならない。
早いうちに、「生きていく力」を身につけてほしい。
それには、時間的に多少余裕があるはずの大学生のうちから。
私はそう考えています。