子どもに言っておきたいことをまとめるためブログ記事にしているシリーズ。
長男が来年就職するので,そんなことを思いつきで書いています。
今回は、結婚について。
「結婚はまだか」とは,親でもなかなか言えない。
親でもそういうことを言いにくい時代になりました。
会社では,部下や同僚にそういうことを言うと,男に対しても女に対してもセクハラ発言ということになるんでしょうね?
もちろんセクハラ扱いにならなくても,鬱陶しい話であることには変わりありません。
しかしそれでも親ですから,他人からは言いにくいことも,1回ぐらいは言っておこうと思っています。
「結婚するなら,あるは将来したいと思うなら,ちゃんと考えろ」と。
息子にも,娘にもです。
もし将来結婚したいと思うなら。
もし仮に,数年後でも10年後でも結婚したいと思うなら,よほど努力しないとできないのだから,ちゃんと覚悟を決めて計画をたてて努力しなければなりません。(特にウチの子どもらは……。)
漠然と「○年後には結婚してたらいいなあ」とか,結婚後の自分のイメージをあたかも当然のようにぼんやり考えているだけでは,結婚できるはずがありません。
いろいろな集まりに顔を出すとか,(出会い系とかではない)ちゃんとした婚活アプリ・マッチングアプリのようなものを使うとか,いろいろ方法はあるはず。
(でも,自分を「どこで」アピールするかを考えるのは重要かもしれない。勝負しやすい市場を選ばないとね。それに,秘書問題のようなことも頭に入れて置いた方がいい)
そういう努力をせずに,5年後,10年後,15年後になって「いつのまにか年をとった。結婚できなかった」と思っても後の祭です。今すぐ結果がついてくるはずがないのだから,結婚したいと思うのなら数年後のためにちゃんと努力しろ,と言いたい。
結婚するつもりがないなら。
とは言うものの,別に「結婚しろ」とか「孫の顔が見たい」とプレッシャーをかけるつもりもありません。
「結婚するつもりはない」と思うなら,それはそれで本人の人生なので,かまいません。
でも結婚しないでいる自分の5年後,10年後,20年後のために,その分よけいに人間関係をちゃんと築いておいてほしい。そうしないと,仕事以外で他人との交流がない,孤独な人間になっていってしまいそうだから。
私自身のことを言えば,現在かろうじて社会から孤立せずにいられるのは結婚したから。結婚していなければ,今ごろは引きこもり状態で社会から孤立して生活していたかもしれません。
結婚という,自動的・強制的に社会につながる仕組みを使わないのなら,自分から意識して別の形で社会とのつながりを維持しないと,孤独な将来が待ち受けているかもしれないよ。
そう話そうと思います。
自分の将来を長いスパンで考えること。
どちらを選択するにせよ,自分の将来を5年・10年単位である程度イメージしておくことが大切。いま何をするかが,10年後になってジワジワと,しかも取り返し不可能な形で効いてくるからです。
そのときになって「こんなはずじゃなかった」と思わないために,今できることを,覚悟して選択し,やっていかないと,ずるずる流された先の未来にしかならない。
保育園から大学・大学院までずっと続いてきた,「1年単位で課題が設けられ,それに向けて周囲が叱咤激励してくれる生活」は,就職したらおしまい。就職後は,仕事はともかく人生については,他人はだれも方向を示してくれません。
自分の人生には,自分で責任をもって向かい合わなければ。
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