昨日はこんな記事を見ました。
まったくその通り。
私も以前、学生から仕事についての質問で「締切を守れなかったときどうしましたか?」と聞かれてびっくりしたことがあります。
いったん引き受けた仕事の締切は絶対です。交渉は、仕事を受ける前にしなければなりません。
仕事は1人でしているわけではありません。その後に何人もの人たち、お客さんが関わっているんです。
締切を守れなければ、次からは仕事が来ないことを覚悟しなければなりません。
締切ではない約束も同じ。自分の都合でほいほい変えてもらえるわけがありません。
私も学生の頃、そして社会人なりたてのころは、今から思うとかなりおかしなこと、冷や汗もののことを随分やってきました。若い人たちは、いろいろな人の話をよく聞いて、致命傷にならない程度に経験を積んでください。
ところで、上記の、大学生の進路研究の一環として出身大学に協力したときの話。
学生から質問がメールで送られてくる日が、当初予定に対して結構いいかげんでした。まあ学生ですからこんなものかな、しょうがないなと思っていたんですが、驚いたのは、それに対する他の卒業生からの回答。
卒業生からの回答でも、締切が全然守られていなかったんです。
全体連絡のメールで「○○さん:まだ回答をいただいていません、△△さん:まだ回答をいただいていません」なんていう具合です。
本業が忙しいのはわかります。
「仕事じゃない」というのもわかります。
でも、期日を守るというのは「大人」としてあたりまえのことじゃないんでしょうか?
提出物が期限に間に合わないなんて、小学生や中学生ですか?(学級懇談会で必ず話題になりますね)
社会に出てもそんな姿勢でいいんだと、身をもって学生に教えていることにならないんでしょうか?
たとえば、
- メールが届いたら受領確認のメールを返信する。
- 「回答はいつまでに送る」と期日を明確にする。
- 期日までに確実に回答を送る。
- 期日まで期間が長い場合は、途中で進捗状況の連絡を入れる。
……ぐらいのことはやって当然です。
どんな仕事も1人でやっているわけではありません。
後工程のことを考え、スケジュールを守るのは基本中の基本。
さらに加えて、相手に不安感を与えないよう心配りも必要です。
メール1本送れば済む場合がほとんどです。時間なんかかかりません。