地方都市住まいの私なので、車は必要不可欠です。
試しにYahoo!不動産などのサイトを見ると、ウチの近隣の物件が駅まで徒歩70分とか距離6000mとか記載されていて笑っちゃいます。
そんな私がいま乗っている車は、新車で購入して今年(2017年)で17年目。世界に誇るトヨタのコンパクトカー、ちょっとした不具合はあるものの、基本的な性能には全く問題ありません。今年も車検を通して、まだまだ乗るつもりでいます。
ところで、車に乗っている方は、何年ぐらいで乗り換えるんでしょうか。
先日、妻が無料のマネーセミナーに参加したときのこと。講師がキャッシュフロー表について説明しながら、
「いまどき、みなさん車を10年も乗りませんよね? 自家用車の購入費用も考えておきましょう」
というような話をしたとのこと。
それを聞いて、失笑してしまいました。
私の車は17年モノですからね。
そもそも、今だからこそ、10年を超えても乗り続けられるんです。
1995年(平成7年)に道路車両運送法が改正される前は、新車登録後10年を過ぎた乗用車は車検が毎年必要でした。費用を毎年かけるのは大変ですから、当時はそうなる前に乗り換えるのが普通だったんです。
そもそも、昔は車の耐久性がいまよりずっと低かったような印象があります。
しかし、法改正後は10年を過ぎても車検は2年ごとのまま。エコカー減税とは逆に自動車税は重くなりますが、その程度で乗り続けられます。
現在、自家用車の平均使用年数は12年を超えているそうです。
参考:わが国の自動車保有動向
https://www.airia.or.jp/publish/statistics/ao1lkc00000000z4-att/03_siyonensu.pdf
生涯の自動車購入費用の差。
第一、乗り換え費用がバカになりません。
仮に、一生で車に40年間乗るものとしてみましょう。
7年ごとに別の新車に乗り換えるとすると、新車を6回買うことになります。
1回の総費用が200万円なら、計1200万円。
1回の総費用が300万円なら、計1800万円。
(乗り換え時の下取り評価額がゼロになるという前提ですが、下取り分を差し引いた総費用と考えても同じことでしょうね)
15年ごとに別の新車に乗り換えるとすると、買う回数は3回。
1回の総費用が200万円なら、計600万円。
1回の総費用が300万円なら、計900万円。 言うまでもなく、半額で済みます。
この差は大きいと思うんですよね。
下取り価格が下がらない高級車・人気車を乗り継いでいく方法だと違う計算になるんでしょうか。
そんなボロ車に乗り続けたくない?
新車登録後10年以上も経ったようなボロ車に乗りたくない、でしょうか?
イマドキの車、10年経とうが全く古くなりませんよ?
上記で17年経過とかいたウチの車と、もう1台の10年近い車、どちらも見た目ボロボロということは全くありません。(と思っています……)「乗っていて恥ずかしい」みたいなことはありませんね。むしろ、同じ車を大切に長く乗っているというのは一つのライフスタイル、ステータスのような気がするぐらいです。
好きな車なら長く乗りたい。
私の場合、乗り続けている理由は費用面だけではありません。今の車がとても使い勝手がいいんです。1300ccのコンパクトカーなのに、子どもの27インチの自転車だって積めちゃいますから。軽トラック並みの積載量があります。
子どもの引っ越しだって、やってしまいました。
私のほかにも似たような考えの人はいるのでしょう、似たような年式の同じ車種は他にも結構走っています。
新しい方がいいとか大きい方がいいということでなく、気に入ったものなら、古くてもなんでも長く使いたいものです。
Photo by 写真素材 足成