車検の時期が近づいてきました。
発炎筒(発煙筒)の有効期限が切れていたので、車検の前に自分でカー用品店で購入し、交換しておくことに。
新しくなりました。火薬なので、古いものはカーショップで引き取ってもらうのがよさそうです。
交換してから気付きましたが、ネットで調べてみると「発炎筒は有効期限が切れていても車検が通ることがある」らしいです。
どうやら、車検に合格するには「ちゃんと使える発炎筒が備え付けられている」ことが条件なのであって、「有効期限内である」ことが条件なのではないらしい。
ただ、ディーラーや整備工場では、それぞれの判断で「ちゃんと使える=有効期限内である」と解釈し、交換する・交換を勧めるのではないかということのようです。予防的整備の1つと言えるのかもしれません。
となると、実際に期限内のものに交換するかどうかは、個人の判断になってしまうのかもしれません。
昔、ディーラーの車検見積で発炎筒交換費用が1500円ぐらいとなっていたことがありましたが、カー用品店で買った今回は、税込723円で済みました。
ウチの車では、発炎筒は助手席の下に備え付けられています。車検の前に、備え付けられている場所と有効期限を一度確認してみましょう。
……ん? この発炎筒には、なにか尖った突起が付いている?
(通常は逆向きにセットしておいた方が危なくないかもしれません)
これは、「万一のとき窓ガラスを割るための工具」です。
緊急時に脱出するため窓ガラスを割る「ピック」。
この工具のことを何と呼ぶかわかりませんでしたが、調べてみたところ「ピック」らしい。氷を割るアイスピックと同じでしょうか。
発炎筒にこのピックが付いた商品が、「スーパーハイフレヤープラスピック」という名称で販売されています。
ウチの2台目にはそれが備え付けられていました。
今回初めて気付きましたが、この「ピック」部分は発炎筒にキャップ状に取り付けられていて、使い回しできそう。
今回発炎筒を更新するため行ったカー用品店で、このピック部分だけ売られていないかどうか尋ねたんですが、調べてもらっても結局わからずじまいでした。
しかし、災害が頻発するこのご時世。緊急脱出用にガラスを破壊できる工具は車内に備え付けて置いた方がよさそうです。アンダーパスで車が水没する事故が結構起きていますから。
ウチの隣の市でも,数年前に、車が水没したことによる死亡事故がありました。普段は何ということもない,立体交差下をちょっとくぐる低くなっただけのところなのに。
今回発炎筒を交換した車の方には、以前から専用工具も置いています。
ガラスを割るハンマーと、シートベルトカッターが一体化した工具。
これを買った当時は2800円ぐらいしたように記憶していますが、今はネットで安く販売されているようです。
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車が水没し、ガラスを割って脱出なんて考えたくもありませんが、考えたくない状況こそ備えが必要かもしれません。