……とはいうものの、昔は絶対に、どうやっても、そんな時間はありませんでした。
スポーツだ遊びだ飲みだと言っている方々を、うらめしく思っていたものです。
それがいろいろな環境変化で、私にも、そんなことが可能な時間がだんだんできてきました。それで数年前から走っています。ちょうど、ジョギングがブームになってきた頃でした。
走り始めた理由。
29歳からずっと座ってパソコン仕事を続けてきた私。
40代後半になって、膝が少し痛むようになってしまいました。
フリーになってすぐ、膝や腰に悪影響がないように自作の「足置き台」を使っていたんですが、2台目の椅子の座面が前後に長かったせいか、膝が変に引っ張られていたせいかもしれません。
膝痛の解消には筋トレがよさそうだと、大腿四頭筋の筋トレを始めました。
その後、自治体がやっている格安のスポーツジム(2時間500円)にも少し通ったんですが、トレッドミル(ランニングマシン)で走りながら、ふと思いました。
「これなら、その辺を走ればタダじゃん?」
というわけで、外を走るようになったんです。
Photo by 写真素材 足成
フリーランスにおすすめしたい理由。
いつでも、思い立ったときにすぐできる。
フリーランスは仕事が不規則。時間も不規則。
でも、空いたときに、思い立ったときに、すぐできます。
1人でできる。
「いつでも」と重なりますが、他人の都合、他人の休日に合わせる必要がありません。
平日の昼間っから、好きなだけ走れます。
お金もかからない。
はじめるのにお金がかからない点もいいですね。
私の場合、
が真夏の格好。
寒くなってきたら、襟や袖がすり切れて普段着なくなったトレーナーとか、大昔に買った時代遅れのデザインのジャージの下とか、子どもの中学校時代の部活のウインドブレーカー(さすがに学校名は入ってない)とか、そんなのを着て走っています。
田舎なので走っていても車が横を通り過ぎるだけ、誰に会うわけでもありませんから無問題。
結局、かかった費用はこの4年間で1万円以下。スポーツクラブの会費の1ヵ月分でおつりがきます。
もちろん、格好から入るのも、それはそれでいいと思いますよ。カッコイイですしね。
でもどれも高そう……。タイツ1本で数千円したりしますし。
私は「小さくはじめたい」タイプです。根が貧乏人なんです笑。
ケガには注意を。
ただし、予備知識も何もなしに始めると、たぶんあちこち痛めます。
特に体力に覚えがある人。知らないうちに、ずいぶん衰えてますよ……。
膝痛(腸脛靱帯炎)、シンスプリント、足底筋膜炎などなど。私もみんなやりました。
ケガ防止のため、初心者向けの入門書を1冊買って読みましょう。
いっぱい出ていますが、何でもいいと思います。
そういう本を読んで、走るだけでなく筋トレとストレッチを併用し、無理しなければ、ケガせず長く続けられるんじゃないかと思います。
フリーランスは文字通り体が資本。
走っていると、献血でやってもらえる検査の中でグリコアルブミン(糖尿病リスク)の値が目に見えて下がります(走っていないと上昇傾向)。
フリーランスは会社員のように定期的な健康診断がありません。
でも、文字通り、体が資本。
自分の健康は自分で維持しなきゃいけません。
若いときの不摂生が、後になってまとめて返ってくるかもしれません。
健康を維持して長く仕事をするために、運動も生活に取り入れましょう。
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