長男・長女(どっちも大学生)、次男(高校生)。みんなしっかり育ってくれています。
子どもが大きくなったとき、うれしかったことがいろいろありました。
そのうち3つを書いてみます。
自分の世界を、自分で持つようになった。
私が教えたものでない自分の世界を、自分で持つようになったとき、嬉しかったですね。もちろん私が教えたわけじゃありませんから、私よりずっと詳しい。
そして、その世界の中で、自分で新しい人間関係を作ったりします。
そんなとき、子どもが大きくなったと実感しますね。
マンガだってアニメだってなんだっていいんです。
長男……◎(達成。そもそも下宿してますし。)
長女……◎(こっちも下宿してますが、家にいる頃から。)
次男……×(秘密主義なので全く謎)
対等に話せるようになった。
子どもと、普通に意見を交わせるようになるんですよ。
「○○だと思うよ」と言うと、子どもから意見が返ってくるんです。
しみじみします。
長男……△(マイペースなのであまり会話にならない)
長女……◎
次男……×(コミュ障なので謎。ただ、ときどき間違いを指摘される)
自分の自信のあることで、追い越された。
子どもがまだ小さいおとうさん・おかあさん、信じられますか?
自分が得意な(得意だと思っている)ことで、子どもに負けるんですよ。
きっとそんな時が来ます。
これは本当にうれしい。
今までの子育てで、一番うれしかったことのように思います。
『巨人の星』で、星一徹が息子の飛雄馬の大リーグボール3号を見たとき
「お前はとうとうワシを…」と一瞬やさしい顔になった、そんな気持ちがよくわかります。
長男……◎(完全に追い越されたものがある)
長女……○(追い越されたものがある)
次男……○(追い越されたものがある)
子どもがまだ小さいお父さん・お母さん、そんなときを楽しみにしていてください。
十分おわかりだと思いますが、ヤツらは猛烈な勢いで成長します。
しかも、こっちは逆にどんどん能力が低下していきます……。
子どもに追い越されたときしみじみするか、あるいはその後の星一徹のように
「いや、まだまだよ!」と、くわっと目を見開いて立ちはだかるか、
それはおまかせします。
※末っ子5歳のときの作。
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