久しぶりに時間ができたので、小さな庭の草むしり。
8月に一度やったんですが、目に余るほどになっていたんです。
でも、やるたびに思います。
ベタですが、自然ってすごいな、と。
1、2時間やるだけで雑草やら剪定枝やらが山のようになるんですが、一見なにもないところから、手品のようにこれだけの物体が勝手に生じるんですよ?
もちろん実際には、空気中の二酸化炭素と水と日光と土の中の養分を使ってるわけですけどね。
でも「大地の恵み」「自然の恵み」なんていう言葉もしっくりくる感じです。
でもその一方で、脅威でもあるわけです。
雑草にしろ枝にしろ、ものすごい勢いで伸びます。
地下茎で増える雑草は本当にしぶとい。ドクダミ、ヤブカラシ、スギナなどなど、それだけを根絶するのは不可能と思います(もちろん、除草剤で一面焦土化することはできるでしょうけど)。
ちょっとサボると、家の前がすぐに原野、原っぱっていう有様です。
そうしないために、人間は知恵と技術で自然と対峙してきたんだなあと、大げさなことを思ってみたり。
そんな中、ただの草むしりでもいろいろ発見もあります。
これはオオカマキリの卵囊。
カマキリの卵囊、子どもが引き出しにでも放置してしまうと後で大変なことになりますから、お母さん方は注意してくださいね笑。
「カマキリの卵囊のある場所(高さ)で、その冬が大雪かどうかの目安になる」(生み付けられた高さが高いとその冬は大雪)なんていう俗説がありますが、信憑性は低そうです。
第一、その話がもし本当なら、大変なことになります。この卵囊、見つけた高さは3mぐらいでしたから…。
ジョロウグモが大きな巣をかける季節になりました。蚊をたくさん食べてくれそうなので、通行などの邪魔にならなければそのままにしています。この巣は、何mも離れた木の枝の間にかけられたものです。(電線の間じゃないですよ)
中央に大きなクモが鎮座していますが、ジョロウグモの巣には、大きなヤツの上に小さいヤツが一緒にいることが多いです。
実は、大きい方が雌、小さい方が雄。雌に食べられないようにしながら、交尾の機会を窺っているんです。何だかケナゲ。
今回の画像では解像度が低すぎてわかりませんが、小さーくゴミのように写っているのが雄。それ以外の、丸かったり細長かったりするのは、本当のゴミです(食べかすなど)。
下はジグモの巣。
細長い袋のように、地面からコンクリートに沿って上に伸びています。
袋の中で待ち構えていて、エサとなる小さい虫などがこの袋に触れると、袋越しにつかまえて引きずり込むんだとか。
下はヤマノイモのむかごです。
庭にヤマノイモ? ……生えてきちゃったんですからしかたありません。
茹でたり炒ったりすれば食べられるようですが、まだやったことないですね。やってみようかな。
ほかにも、アゲハの幼虫、カマキリ、カナヘビなんかも見つけました。
狭い庭でも、いろいろな生き物がいるものです。
アゲハの幼虫は毎年みられるので、子どもが小さいころは、飼って羽化させたりもしていましたよ。
ミノムシ、久しぶりに見た気がする。結構大きい。
— イヨ (@iyoiyo2013) 2017年3月19日
ピントが上手く合わない…。 pic.twitter.com/l8ph9tigxw