ときどき、「何かが足りない……」と焦燥感に駆られることがあります。
といっても、別に大したことではありませんが、
何を食べても、「何か足りない……」
何を飲んでも、「何か足りない……」。
そんな感じです。
普段食べているものや飲んでいるものでは、「何かが不足している」「これじゃない」感。
先日も、久しぶりにそんな感覚に襲われました。
ジョギング(最近は、日によって7km~11kmぐらいを走っています)のあと、どうも疲れが抜けない。
こういうときって、やはりドリンク剤が効くんですよね。
私はそういうものの効能をあまり信じていませんが、筋肉疲労時にはやはり効く気がします。
なのでドリンク剤を買ってきてもよかったんですが、なぜかその日はレバニラが頭に浮かびました。そこで、久しぶりに作ることに。
短時間で炒めるだけ。
メニューを決めてから材料を買ったのは久しぶりです。
焼肉用?かなにかの、すでにスライスされている豚レバー、
ニラ、もやし。
あとは調味料だけです。
レバーというと、血抜きとかいろいろ前処理が面倒なイメージがあるかもしれません。
しかし、以前「ためしてガッテン!」でやっていましたが、「レバーの臭みは加熱時間によるもの」だそうです。レバーはそもそも血の塊。牛乳に漬けるなどしても血が抜け切るわけではありません。それよりも、短時間で一気に炒めて完成させてしまう方が重要だ、ということだったように思います。
そこで、
ニラはあらかじめ切っておき、
オイスターソースは瓶の蓋を開けておき、
もやしの袋も開けておき、
レバーはパックから出して片栗粉をまぶしておいて。
準備ができたところで、中華鍋に油をたっぷり。おたま1杯ぐらい入れてしっかり加熱。煙が出るぐらいまでになったところで、レバーを一気に投入!
中華お玉でかき混ぜて、全体に色が変わったらニラともやしを投入。
どちらも生でも食べられるものですから、ひと混ぜするだけで、あとはオイスターソースを垂らし、醤油も少々加えて、全体をざっと混ぜたらもう完成です。
レバーを入れてから1分経つかどうかぐらいではなかったかな。
完成。
こうなりました。
予想通りレバーに臭みはなく、我ながらいい出来でした。妻にも好評。
残りを翌日の昼も食べましたが、やはり一番うまかったのは出来たてでしたね。
時間が経つと、野菜もレバーもオイスターソースも「なじんで」しまい、逆に物足りない感じ。できたての熱々が一番良かったです。出来たての状態で食べられるのは、作った人間の特権かもしれません。
レバニラを食べたせいかどうかわかりませんが、「何かが足りない」感はとりあえずおさまりました。