わが家の台所の換気扇は、昔ながらのプロペラ式です。
家を建てた当時、シロッコファンよりもプロペラファンの方が風量が大きいと、何かで読んだからでした。
断熱性は劣りますが、単純な構造の換気扇です。
築25年を超えたわが家。
換気扇はこれまで1回交換しましたが、それからすでに15年が経過。プロペラの向こうにある屋外側のシャッターが、油汚れで開閉しにくくなってしまっていました。
そこで、換気扇をまるごと交換することに。
サイズに注意。
プロペラ式換気扇には、サイズが3種類あります(20cm、25cm、30cmと表記される)。
壁の穴(取り付ける枠)のサイズに合わないと取り付けできませんので、現在つい
ている換気扇の型番からサイズを調べ、同じサイズのもの(または同じ製品)を購入すれば間違いありません。
種類にも注意。
さらに、方式にも連動式、風圧式、電気式の3種類があります。
連動式:
引きひもを引くとプロペラファンの電源が入り、同時に(引きひもに連動して)機械的にシャッターが開く。電源は、壁コンセントにプラグを差すものもあるかもしれませんが、直結されていることも多そう。
風圧式:
プロペラファンが回り始めると、その風圧でシャッターが開く。台所の場合はすぐに油汚れでシャッターが開かなくなってしまうので適していません。
電気式:
シャッターも電動で開閉する。壁スイッチでON/OFF。引きひもはありません。
私は家を建てるとき電気式にし、レンジフードの中に壁コンセントをつけてもらいました。
換気扇の電源が壁コンセントから取られている場合は、換気扇の電源プラグを刺すだけで電気工事が必要ないので、自力で換気扇交換が可能です。壁コンセントがなく電源が直結されている場合は、電気工事になるので資格が必要です。無資格者が自分で交換することはできません。
交換前の換気扇。
あまりお見せしたくありませんが……。
こんな状態でした。
一体、何年分の汚れ?
換気扇やレンジフード内側の汚れはもちろんですが、プロペラの向こうに見えるシャッターにも、黒々と油汚れが蓄積しています。
レンジフード内を掃除して、換気扇を外す。
フード内の油汚れを掃除して換気扇を外すと、こうなりました。
(換気扇の本体は、蝶ねじ2つをゆるめるだけで簡単に取り外すことができます)
フード内はまあまあ綺麗になったのでは? (屋外側のフード内は汚れたままですが)
30cm角の穴がぽっかり開いています。
換気扇の交換といっても、大変なのはフード内の掃除。
今回も、フードの掃除は2人がかりで1時間、換気扇の交換はわずか5分といった感じでした。
油べったりの換気扇自体は、そのまま捨ててしまうので掃除の手間はありません。
新しい換気扇を取り付ける。
ヨドバシドットコムで、今までの換気扇と同じものを購入しました。
レンジフード内で使用する場合は、耐火性が高い金属製の「不燃形」でなければいけないようです。フード内は高温になるので、樹脂製の羽根では危険だとか。
取り付けは、
- 換気扇本体からプロペラと化粧枠を外します。
- 本体を穴にはめ、取付ねじ2つで枠に締め付けて固定します。
この2カ所です。
- 電源コードの取り回しを調整します。
コードがプロペラに触れると、被覆が切れてショートしてしまいます。そうならないよう、根元は上の画像のようにではなく、黄色い部品の手前側を通るようにします。(あとで直しました)
余ったコードは枠に巻き付け、長さを調整。
- プロペラと化粧枠を元通り本体に取り付け、電源プラグを壁コンセントに差せば完了です。
簡単です。
おお、綺麗になった!
この後、周囲をもう少し掃除して、作業を終了しました。
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