火災保険の契約を検討中です。
(住宅ローンに必須だった保険の契約期間が最近切れたため)
保険なので、主契約のほか特約がいろいろと複雑です。
どうしたものか、私なりに考えてみました。
私の基本的な考え方。
火災保険に限らず、生命保険でも自動車保険でも、私は基本的に
- 生活に甚大な影響が出る場合のみ、保険でカバー。
(それ以外は貯金でカバー)
というのを基本スタンスにしたいと考えています。
そういった基本方針を決めておかないと、やっぱりあれも必要これも必要……と、際限なく保険をかけつづけ、高額の保険料を払うことになってしまうからです。
ばばばあちゃんの『いそがしいよる』のように。
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月が綺麗な夜に、外で夜空を見ながら寝たら気持ちいいだろうと思いついたばばばあちゃん。そういえばあれもほしい、これも必要、もしかしたらこれもないといけないかも……と、結局家の中のものを全部外に持ち出すことになってしまう。うろ覚えですが、そんなお話だったように思います。
起きないこと、起きては困ることに対してかけるのが保険ですから、線引き・割り切りは難しいんですけどね。
以下、私個人の理解に基づき、私の考えを書いてみることにします。
(興味のある方は、保険会社や代理店に正確な内容をお尋ねください)
主契約:水災・風災、地震保険は必須。それ以外は除外。
火災保険の補償額は構造や床面積などでほぼ自動的に決まってしまい、その額に対して過不足なく掛けるのが正しいやり方と言えそうです。なので、主契約の補償額についてはどうこうする余地はありません。(ただし、比例填補(てんぽ)の考え方には注意が必要かも)
では、補償対象とする災害はどこまでにしましょうか。
わが家は中小河川のすぐ脇というわけではありませんが、近所に小さな水路もあります。このご時世、河川からの洪水だけでなく、豪雨による水害が起きないとも限りません。なので、水災はカバー範囲に含めることにします。
風災、つまり台風による暴風や、どこで発生するかわからない竜巻。これもカバーする必要はあるでしょう。
では、その他の盗難、水濡れ、物体の落下、破損、汚損等は?
千葉のゴルフ練習場鉄塔倒壊事故などをみると、「物体の落下」を対象に含めておくことも必要なのかもしれませんが、それを除けば必要額が莫大ということはなさそう。なので、対象から除外しても可と考えることにします。(ただ、家の前の電柱が倒れたら家に突き刺さるかも…なんていう心配はありますが)
水濡れ(=水漏れ)は、集合住宅ではないので関係ありません。
そして、地震保険はこれから必須でしょう。日本全国どこでも地震が起こらないという地域はないでしょうから。(実はいままで掛けてなかったんですけどね)
家財保険はどうする?
これが悩ましい。保険会社の計算によれば、私の年代(50代)・同居人数(2人)だと、1800万ぐらいという額が出てきます。
そりゃ、完全に元通りにするにはかなりの費用がかかるでしょう。しかし……。
えいっと、500万ぐらいで考えることにしました。根拠はありません。
さらに、さまざまな特約やオプションが用意されています。
特約やオプションは?
臨時費用・失火見舞い費用
保険会社によって呼び名はさまざまですが、こういった出費に対する補償は、除外すれば掛け金が安くなるなら検討の余地がありますが、自動付帯のものが多いようです。
臨時費用を数段階で設定できる損保会社の場合、火災保険金額に加えて上乗せで保険金が支払われることになるので悩ましいところ。掛け金とそれに対する補償額のバランスでしょうか……。
地震火災費用
地震で発生した火災に対する割増しの補償です。これは必要かも。地震保険額の5%だったり30%だったり50%だったり。地震保険は建物の50%までしか補償されませんが、この特約を50%にしておくと、「地震による火災で」全損になった場合は全額補償にできることになります(地震だけで全損になった場合は50%まででしょう)。
個人賠償責任保障
これは、他の保険と重複しないようにします。他で掛けていなければ必要。私は自動車保険にこの特約をつけているので、火災保険で付帯する必要はありません。
類焼損害補償
自分の家から失火し周囲の家に被害が及んだときも、「失火責任法」により、周囲の家に対する損害賠償責任は発生しません。かといって、何も賠償しなくていいのか?というと、心情的には難しい気がします……。そんなとき補償できる類焼損害補償の特約は、つけておいていいのではないかと思っています。
それ以外にも、何かが壊れたときとかに使える特約が保険会社によっていろいろな名称で用意されていますが、……いらないんじゃないかな……。
こんな感じで考えてみようと思っています。