「ふつうの生活」をしている人には想像もできないでしょうが、在宅フリーランスで1人暮らしの生活だと、しゃべる機会、声を出す機会が本当にありません。
私が会社を退職してそういう生活になった頃がそうでした。
仕事の電話がかかってくるのが3日に1回ぐらい。そのたび、声が出るかどうか心配になったものです。
当時よりもメールやLINE、メッセンジャーなどのコミュニケーションツールが発達した現在なら余計にそうかもしれません。
でも、声を出していないと本当に声が出にくくなってしまうことがあるようです。
声帯萎縮とは。
幸い、私はその後結婚して子どももでき、家の中でも家族で会話するようになりました。
しかしそれでも、PTAの打ち合わせなどで喋り続けた後、だんだん声が枯れるように。当時まだ40代でしたが。
そしてPTAを引退し、子どもも家を出たため家の中で会話が少なくなった最近。
本当に声がすぐ枯れるようになりました。ちょっと話つづけるとすぐ声がかすれてしまいます。
ひどい場合は病院に行かなければなりませんが、私の場合は最初は普通に話せるので、声帯萎縮ではないかと思っています。
声帯萎縮とは。
声帯の筋肉が衰えて必要なときにちゃんと閉じなくなってしまい、発声に問題となる状態です。
声帯萎縮の原因。
声帯萎縮の原因は、
- 加齢と、
- 会話が少ないこと
だそうです。
日常的な会話によって声帯の筋肉が鍛えられていますが、会話が減ると筋力が低下して声帯がちゃんと閉じなくなってしまうとか。
自分が声帯萎縮かどうかの簡単チェック法と、音声自己訓練法
国立病院機構 東京医療センター臨床研究センター感覚器センターのページに、簡単チェック法が動画で説明されています。
方法は簡単。出しやすい声で「あー」と声を出し続け、何秒続くか、そして声がかすれないかをみる方法です。
男性なら15秒未満、女性なら12秒未満だと声帯萎縮の疑いがあるとか。
私もやってみましたが、17~18秒ぐらいで苦しくなってしまい、最後は声がかすれました。微妙なラインかな?
そして、音声自己訓練法。
簡単に言うと、体を動かして力を入れた瞬間に短く声を出す(数を数える)方法。家の中で簡単にできます。詳しくは上記の動画を参照してください。
声がかすれて出ない状態、なってみないとなかなか想像できないと思いますが、かなりのストレスです。
会話が少ない生活をしている人は要注意ですよ。
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