今年(2018年)の夏は、猛暑かと思えば急に涼しくなったりゲリラ豪雨があったりで天候が安定しないせいか、野菜の値段がすぐに変わるような気がします。
夏野菜とは言っても、キュウリはそろそろピークを過ぎたのか値段が上昇傾向。
でもナスはまだ安い。カボチャも出盛り。
そして、ピーマン類も今がシーズンのようです。
近所の産直販売所のようなところで最近よく買ってくるのが、ししとう。
フライパンに油を引いてただ焼くだけで、おいしんですよねー。
味付けは全く不要。
でもそんなししとうですが、2つほど注意していることがあります。
注意点1:虫。
スーパーでみかける、「お行儀のいいししとう」(サイズの揃ったものがきちんと並べられ、フィルムできっちりパックされて販売されている)なら、大丈夫なのかもしれません。
しかし、産直販売所のようなビニール袋にごそっと入れられて売られているししとうは、要注意です。
というのは、たまに中に虫が入っていることがあるから。
("タバコガ" の幼虫らしい)
ピーマン類の虫がやっかいなのは、外から見えないこと。
ピーマンを包丁で切ったら中にイモムシがいた、という経験をした方もあるのではないでしょうか。
それでも、ピーマンなら普通は丸のままでは使いません。切って使いますから、中に虫がいれば気がつきます。
でもししとうは? 丸のまま焼いて食べませんか? そのとき中に虫がいたら……?
(考えるだけでぞっとします…)
つい最近も、ししとうをたまたま切ったとき中に虫を発見してしまったので、それ以来、ピーマンだけでなくししとうも、必ず縦2つ割り以上に切って料理するようにしています。
中に虫がいるかどうかの判断基準は、「穴が開いているか」。
穴が開いていたら、おそらく中にイモムシがいます。
しかし、穴が開いていなければ虫は100%いないと言い切れるのか……? 私にはわかりません。
注意点2:辛いししとう。
ロシアンルーレットのようにときどき混ざっている、辛いししとう。
これは「石実」と呼ぶそうです。
これも問題ですが、食べる前にある程度までは見分けられるとのこと。
高温や水不足などのストレスがかかった実や受粉不良の実が辛くなる傾向があるとのこと。
傾向としては、
- 形が悪い(くびれている)
- 香りが強い
- 種が少ない
- 真夏の暑い時期
のものは、辛い可能性が高いらしいです。
他にも、鮮やかな緑色というより黒っぽい緑色の場合は辛い可能性があるとか。
この間食べたシシトウはすごく辛かった。
先日も、近所の産直販売所のようなところでシシトウを買いました。ただ、ラベルは「ししとう」だったものの、最近この近辺で「甘とうがらし」という名前で売られていることが多い、大きな品種でした。
下の画像は、そのとき買った最後の2本。これが一番小さかったんですが、それでも長さ12、3cmぐらいあります。
「万願寺とうがらし」とか「伏見とうがらし」みたいなものでしょうか。よくわかりません。
これだけ大きくて、しかも辛くなければ、ピーマンと同じように使うことができます。
そこで、まずラタトゥイユ風にしてみました。
ピーマンやナスなどの夏野菜を豚小間と炒めて甘みそだれで味をつければみそ炒めになりますが、今回はこのししとうと豚小間、ナス、つぶしたニンニクを炒めて、カットトマト缶の固形部分を加えて、中濃ソースなどもちょっと加えてみました。
いい感じにできた!と思って食べてみたら。
……辛い!
ものすごく辛い。
ししとうだけでなく、全体が辛くなってしまっています。
口が辛くなってしまって、ごはんを食べても辛い。みそ汁を飲んでも辛い。
辛いものは得意な私ですが、それでも鼻水ずるずる。
何回も鼻をかみました。
辛いものが大丈夫な末っ子は食べてくれましたが、妻には食べさせられませんでした…。
これは困った。残りの分をどうやって食べようか。
2日目はとりあえずみそ炒めにしました。
これも同じように辛い!
責任を取って、ししとうはできるだけ私が引き受けて食べました。またもや鼻水ずるずる。
3日目。カレーならどうだろう?
なすとししとう、じゃがいものカレーにしました。
そうしたら今回は全然辛くない。やはり、ししとうの「個体差」だったのかもしれません。
前2日間に使ったししとうが、特にくびれていたとか種が少なかったというわけではありませんでしたが。
最終日。最初の画像の2本を使って、ジャガイモとニンジンのきんぴらにしました。
これも辛くありませんでした。
最初に使った4本ぐらいだけが猛烈に辛かったようです。
今回ほど辛いシシトウはいままで経験したことがありません。
でも私自身は、辛いシシトウはけっこう好きなんです。
ピリッとくる程度なら。あるいは普通の辛さなら。
なので、これに懲りず、またそのうちドキドキしながら買うと思います。