細々とやっているツイッターですが,めずらしくRTやいいねをいくつかいただきました。
年を取ると気力も体力も衰えて,やりたかったことが「できなくなる」だけでなく,「やりたくなくなってしまう」。 https://t.co/HIWUBHuPJl
— イヨ (@iyoiyo2013) 2017年6月25日
年をとったらできなくなる理由その1:体力の低下。
おそらく,これは想像しやすいでしょう。
年を取ると,健康上の理由や筋力・持久力低下で,やりたいことができなくなる。
これはある意味確かです。
徹夜で何かをするとか,1日中出歩いて何かをするとかが,どんどんキツくなってきます。回復も遅く,後々まで引きずるように。
あるいは,腰痛持ちになってしまったり,あちこち関節を痛めてしまって行動が制限されたり。
あるいは,何を食べてもすぐお腹一杯になってしまって量が食べられなくなったり,糖尿病や高血圧で食べ物が制限されるようになってしまったり。
年をとったらできなくなる理由その2:気力の低下。
体力的な低下よりももっと重大かもしれないのが,気力の低下です。
体力なら,鍛えれば多少回復します。むしろ,運動不足の20代よりも,トレーニングに励んだ50代60代の方が体力はあるかもしれない。
でも,気力はどうでしょう?
若いころあれほどやりたいと思っていたこと,好きだったことなのに,いつのまにかそれほど好きでなくなっている。やりたいと思えなくなっている。
そんなことに気付くと愕然とします。
本を読むのが好きだったのに,読む気が起きない。出かける気が起きない。綺麗な景色を見ても心が動かない。そんな風になってしまったら?
……これはとにかく深刻です。
年をとったらできなくなる理由その3:知力の低下。
記憶力や理解力が低下します。
若いころは,難しい文章を読んでもすぐに「わかったような気持ち」になれました。
いいかげんだったかもしれません。間違っていたかもしれません。でも「わかったような気持ち」,「できそうな気持ち」にはなれました。
それが,年を取ると,文章を読んでもすぐには頭に入ってきません。若いころとは逆に,いつまで経っても「わかったという気持ち」になれません。
そんな風にならないために。
「そのうち時間ができたらやろう」と思っていると,そんなことになってしまうかもしれません。
とはいうものの、「だからやりたいことは何でも今すぐやってしまえ」と言い切ってしまうのも、どんなものかと思います。
「やりたいことは早めにやっておいた方がいいよ」程度をお勧めするのがいいかもですね。
さまざまな面の老化を防止するために,
- 健康に気をつけ,体力を維持する
- 常に新しい環境に身を置き,刺激を受ける
- 積極的にコミュニケーションを図る
ようにしなければと思っています。
『アルジャーノンに花束を』の主人公であるチャーリィの気持ちが,わかるようになってきました。