もうすぐ21年になろうという私の愛車の室内が、かなり汗臭くなってしまっています。汗だくになるジョギングの帰り道にはシートにタオルを敷いたりしてるんですが、それでもね……。家族しか乗ることのない車といっても、そろそろなんとかしたい。 それに、梅雨時から初夏のこの時期が、ニオイがいちばん気になります。
そこで、車用の消臭製品を試してみることにしました。
消臭製品、どれにする?
置いておくタイプやクリップタイプの芳香剤・消臭剤
……その程度で解決できれば苦労しません。多分効果が足りないのではと予想。
スプレータイプ
……順当な選択肢ではありますが、これも今回は見送り。
燻蒸するタイプ
今回は、強力そうなこのタイプの製品にしました。
Dr.DEOプレミアム(スチームタイプ 浸透)。
コレです。
カー用品店の店頭で税込1210円。
「プレミアム」でないDr.DEOもあり、そちらは確か税別880円ぐらいだったと思いますが、何といっても20年モノの車ですから、強力そうな「プレミアム」を選びました。
殺虫やネズミ忌避目的の燻蒸剤には、添付の容器に水を入れて本体を入れ薬剤の煙を発生させるものがあります。
しかし、このDr.DEOプレミアムスチームタイプは、紙箱の一部を破り取り、中の金属缶の蓋にあるボタンを強くペコッと押し込むだけ。そうすると煙がもくもくと立ち上るので、あとは6時間放置です。
使ってみた。
6時間放置なので、夜にセットしておけば翌朝には完了です。
パッケージの底が、こうなっています。
赤丸部分を切り取り線で切り離すと。
赤い押しボタンが現れます。
この状態で、助手席の床へ。
そして赤いボタンを力いっぱいプッシュ!
けっこう固いので、説明にあるように両手親指で押し込んだ方がいいかもしれません。
しっかり凹むまで力強く。
ボタンを押し込んでしばらくは反応がありませんでしたが、1分もしないうちに煙がもくもくと発生。
こうなったらドアを閉めてロックし、明日の朝まで放置です。
結果は?
翌朝。
こうなっていました。
噴射後なので、シールが黒くなっています。(ひとつ上の、噴射開始直後の画像でもすでに黒くなっていますね)
車内のニオイも、すっきりした感じ。
まだ朝ですが、炎天下で放置した後(ふつうならニオイが最も強くなる条件)でどうなったか、楽しみです。
二酸化塩素?
ところでこの製品、成分が二酸化塩素と表示されています。これは、室内の消毒に使用される製品であるクレベリンと同じ。
調べてみると、カーディーラーやカー用品ショップで、室内消臭を目的とした「クレベリン処理」というピットサービスが2000~3000円ぐらいで行われているようです。
同じ二酸化塩素であるなら、このDr.DEOを買ってきて自分でやった方が安上がりじゃないのかな?と思ってしまいました。
新型コロナウイルス感染症に関連して、生活空間にクレベリンを使うことによる「空間除菌」の安全性についてはいろいろと議論になっています。ファブリックシートなどへの残留量はどうなんだろう?とは思いますが、多分大丈夫なんでしょうね……。