以前、本を一冊読んで「Androidアプリを作る体験」をしてみました。
というのは、アプリ開発に興味があったからです。
書名の通り「1日で基本が身につく」わけでは決してありませんが、本に書かれているJavaのコードを意味もわからず写経のように打ち込むことで、「こんな風にやればできるんだ!」という実感は得られました。
なので、次は無謀にもJavaの基礎を勉強してみることに。
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(買った当時は第3版が最新版でしたが、その後も改版されるかもしれないので要注意)
私は、プログラミング経験がほとんどありません。
- 遠い遠い昔(約35年前)、大学生のころに、BASICを少しだけかじったことがあるようなないような。
- 遠い遠い昔(約35年前)、大学生のころに、FORTRANの講習を何回か受けたことが。
- 遠い遠い昔(約30年前)、パソコンでdBASEIIの簡単なプログラムを1つだけ組んだことが。
- 遠い昔(約15年前)、パソコンでLOGOの簡単なプログラムを組んで子どもと遊んだことが。
なので、「変数の型」とか「定義」とか「配列」とか「条件分岐」とか、そんな概念は知っていましたが、所詮はその程度。そんな私でも、読み始めることができました。
厚さ3cm以上ある分厚い本ですが、基本からやさしく書かれているようです。
ところが……半分ぐらい読んだところで、さすがに年のせいか頭に入ってこなくなりました。(パッケージが出てくるあたり)
最初に戻ってもう1回、同じあたりまで読み直しましたが、Javaの学習はそこで中断。アプリを実際に作ってみることにしました。
Javaの全てを理解する必要はなく、ともかくアプリができればいいんですから。(いいかげん)
サンプルプログラムをもとに、ググりまくり、コピペしまくり。
ベースは、『1日で基本が身に付く!Androidアプリ開発』の本の最後に出てきた「ビンゴアプリ」のコードです。
このサンプルコードに、スマホに文字を表示させる、乱数を発生させる、ボタンをつくり入力を受け付ける、といった基本的な要素が含まれています。なので、それをベースにとにかく改造!改造!欲しい機能・動作があったら、とにかくググってコピペ!
画面の中でテキストを表示させる部分(TextView)、ボタン、画像を表示させる部分(ImageView)などのレイアウトを考え、それらの相対的な位置関係を決めて画面を作っていきます。
Javaプログラミングの方は変数の扱いに一番悩みましたが(ローカル変数・フィールド変数)、とにかく無理矢理解決し、あれこれ試行錯誤しているうちに、なんとか形になりました。
最初に「アプリ開発体験」をしたのが2月末、自分で開発したアプリをGoogle Playストアに公開できたのが5月末です。途中1カ月ほど完全に中断していましたから、空き時間を使ってちょこちょこやっているうちに、正味2カ月程度でできたことになります。
Google Playストアへの公開では、こちらを主に参考にさせていただきました。
アイコン画像、スクショ画像などを用意しますが、Googleデベロッパー登録を行う必要もあります。
登録料25ドルをクレジットカードで支払ったものの、デベロッパー登録が完了したのかどうかわからず、待っている間にアプリの開発がさらに進んでしまいました。
もともと1画面だけ完成したらそこで公開するつもりだったんですが、待っている間に画面遷移まで実装できてしまい、メニュー画面+4種類の本体部分といった構成に発展していました。
そうこうしているうちにデベロッパー登録が済んでいたことに気付いたので、アップロード用ファイルを作成してアップロード。もろもろの情報を登録したところ、2、3日程度で公開になりました。
作ったのは、こんなアプリです。
アプリ開発で気付いたこと。
ネット情報は日付が命。
Androidアプリの統合開発環境であるAndroid Studioはバージョンがどんどん上がっています。ネットの記事が古すぎると使えません。日付に注意。
やればできる。
正確な意味がわからなくても、ググってコピペで結構何とかなってしまいました。そして、やっているうち経験値が上がり、逆にいろいろなことがわかってくるものだと、改めて思いました。
でもドロナワでは限界も。
ある程度理解が進んでからまたちゃんと勉強すれば、すっきり頭に入ってくるんだろうなと思いました。今回私が作ったアプリも、中身は無駄だらけのはず。もっと簡潔なコードにできるはずですから。
使ってもらえるといいな。
この「正負の数の計算練習」アプリを作ったのは、実は、最近参加している学習支援の場で基本的な計算練習をするのに役立つのではないかと思ったからです。正負の数の計算ができないと、中学の数学全体に影響が及びますから。
このアプリ程度の内容はあっという間に卒業してほしいものです。