しばらく前のこと。明け方に、網戸にしたままだった窓の外から、変わった声が聞こえました。
ホッホッ、ホッホッ。
こんな感じで、ときどき間隔をあけながらずっと鳴いています。
あれは一体何だろう?
犬が吠えているのとは違うようだし、何かの鳥なのだろう。
そう思って、調べてみました。
使ったのはこのサイト。
バードリサーチ鳴き声図鑑| バードリサーチ / Bird Research
さまざまな鳥の、複数の鳴き声のデータが掲載されています。
(同じ鳥でも、鳴き声がいろいろあるのが難しい……)
見当を付けて探していったところ。
おそらくアオバズクだろうと思われました。
「最も身近なフクロウ類」とのこと。近所の林に来ていたのでしょう。
身近な鳥の声。
近所に林も多い、郊外の住宅街のはずれにあるわが家。
いろいろな鳥が鳴いています。
カラスはもちろん。(ハシブトガラス、ハシボソガラスのどっちだろう?)、
ツピーツピーツピーと澄んだ声で鳴く、シジュウカラ。
ケーケー!と鳴く、キジ。
ピーヨッピーヨッと大きな声のヒヨドリ。
文字通り「カッコウ!」と鳴く、カッコウ。(かなり大きな鳥)
ゲーッ!となくオナガは、最近見ないなあ。
デーデーッポポウと鳴く、キジバト。(お寺や駅などにいるドバトと区別つきますか?)
夜中にグワッとひと鳴きしてびっくりさせる、ゴイサギ。
初夏の早朝に「テッペンカケタカ!」「トッキョキョカキョク!」と鳴く、ホトトギス。
キュルキュル、みたいな声でごちゃごちゃと鳴く、くちばしが黄色いムクドリ。日暮れ時の並木に大挙して飛び回っています。
ヒーッヒーッと澄んだ高い声で鳴く、ゴジュウカラ(最近知りました)。
ヒッと鳴いたあとにカカカッとくちばしを鳴らす、ジョウビタキ。10月末ぐらいにウチのあたりに渡ってくる様子。
チョットコイ、チョットコイと大きな声で鳴くウズラみたいな鳥、コジュケイ。
いろいろな鳥がいます。
身の回りの解像度をちょっと上げると、楽しい。
「雑草」という名前の草はないし、
「虫」という名前の虫はいないし、
「鳥」という名前の鳥もいません。
身の回りの生き物の「解像度」をちょっと上げると、それだけで楽しいですよ。
電線の一番高いところで、キジバトが鳴いていました。