夜の遅い時間のドカ食いが夜間の低血糖を招き,睡眠や心臓・血管に悪いらしい,という記事を書きました。
一方,昼のドカ食いはもしかしたら高血糖につながりやすいかも,と思った経験をしましたので,今回はそれについて。
血糖値を表す指標。
健康診断では,朝食をとらない状態で血糖値(空腹時血糖値)を測定します。
目安は100mg/dL。
しかし,「そのときだけの血糖値」だけでなく,直前の一定期間中,血糖値が高い状態が続いていなかったかを表す指標があります。
代表的なものがヘモグロビンA1c(HbA1c)。別名,糖化ヘモグロビン。
血液中の糖が結合したヘモグロビンの割合のことです。
過去1~2ヵ月間の血糖値の状態を表します。(HbA1cが高い=過去に血糖値が高い状態が続いていた)
糖尿病の状態に関する重要な(わかりやすい)指標の1つです。
そしてもう1つ。
献血で測ってもらえる指標が,グリコアルブミン(GA)。
血液中の糖が結合したアルブミン(血中タンパク)の割合で,こちらは過去2週間の血糖値の状態を表します。
基準は16.5%未満。「15.6%以上の場合は注意が必要です」だそうです。
グリコアルブミン,私の場合。
私は献血でしょっちゅうグリコアルブミンを測ってもらっているので,ジョギングで走った距離(2週間単位で集計)とグリコアルブミンの値を一緒にグラフにしています。
けっこう上下していますが,今年(2018年)はだいたい15%台で推移していたのに,最近急に下がりました。(黄色いドット・赤いグラフの右端)
「基準値範囲内でも15.6%以上は注意が必要」だと私はけっこう要注意に該当してしまっていたんですが,それが急に14%台に低下したというわけです。
どうしてだろう?と考えました。
ジョギングの距離(運動量)が増えたわけではありません。
特に食事の量を減らしたわけでもありません。
その他,生活習慣も特に変わっていません。
思い当たる1つのことを除いては。
食事を何回かに分けた。
思い当たったのは,昼食を分けたことです。
在宅フリーランスの私は,食事を好きなときに好きな回数食べることができます。おやつも。
私は毎日必ず,午前10:00頃にお腹が空いてしまいます。(ちょうど食後2,3時間経ったあたり)。それと,ジョギングをする時間的タイミングの関係もあって,最近は
「朝-昼-夜」の3食
でなく,
「朝食ー10:00にちょこっと-13:00にちょこっと-15:00にちょこっと-18:00につまみ食いしながら夕食の準備-夕食はそのぶん少なめに」
なんていう食生活になっていたんですよ。
思い当たることといえばそれしかありません。
特に,昼食は炭水化物がメイン。それを少しずつにして回数を分けたことで,血糖値の急上昇-急降下が抑えられたのではないか。そんな風に考えています。
そのせいかどうか,最近は昼食後の眠気も少なくなり,昼寝で寝過ぎることが減ってきたような気がします。
しばらくこの食生活を続けてみようかという気がしています。
ただし,虫歯には要注意ですけどね。
虫歯予防には,歯磨きもありますが,「シュガーコントロール」が重要と言われていますから。
「シュガーコントロール=糖分をだらだら食べない。食べる間隔を空ける」ということですから。
(2021.9.14追記)
その後ですが、食事を分散して摂りすぎると血糖値が上昇している時間が長くなることになり、あまりよくないかも……?という気もしています。
- 空腹な状態、空腹になる時間帯を作る、
- 食べるときは一気食いでなく、少し食べてから時間を空けて残りを食べるなど、血糖値の急上昇を避ける、
といった方法がいいのでは?と、現在は思っています。