という話を,昨晩のNHK「ガッテン」でやっていました。
血糖値を簡単に24時間連続して測定できる機器ができたことから,いままで知られていなかったことがわかってきたようです。
血糖値が高い状態が体に悪いのは常識ですが,低血糖も体に悪いらしい。
そして,普通は体の調節機能が働いて低血糖にならないものなのに,夜間,寝ている間に低血糖になることがあるらしい。
夜間の低血糖の原因は,ドカ食い。
昼食から夕食までの時間が長く空き,空腹が続いて夜遅くになってからたっぷり食事をとってしまうと,血糖値が急上昇→インスリンが大量に分泌→血糖値が急降下→その作用が残り,寝ている間に低血糖(血糖値70mg/dl未満)になってしまうことがあるそうです。
夜間の低血糖の悪影響。
寝ている間に低血糖になると,
- 交感神経が活発になり,睡眠の質が悪化。夜中に眠りが浅くなり,トイレに行きたいわけでもないのに目が覚めてしまう。
- 交感神経が活発になると,血管に負担がかかる→心血管疾患のリスク。狭心症や心筋梗塞に?
夜間の低血糖を防止するには。
夕方に軽く食事をとり,そのぶん遅い時間の食事を減らすといいとのこと。
番組では,それを実行して夜よく寝られるようになったと実感した方がいらっしゃいました。
間食は,血糖値の急上昇・急降下の防止によさそう。
間食や,時間をかけてゆっくり食べる,あるいは1回の食事を2回に分けるといった方法は,そもそも食べ過ぎの防止になるのでダイエットになるし,早食い防止で血糖値の急変を防ぐのにも役立つのではないでしょうか。
お腹がぺこぺこのときに,炭水化物と油がたっぷりで塩味の濃いものをがーっと食べたくなる気持ちはわかります。そういうのっておいしいですからね。
間食をしたり食事を2回にわけたりすると,空腹感がなくなるし,食べる量も少なくなるので,食事の楽しみが減る面もあるかもしれません。
まあ,どっちを取るかです。