下宿しているウチの子どもらはメール不精です。
こちらから送っても返信がないのが普通。
たまに返信があっても、ほんのひと言ふたことだけとか。
そもそも、ウチの子どもらはコミュ障の傾向があるからですが(いったい誰に似たんだか)、想像すると、今の学生のみなさんはメインのコミュニケーションツールがLINEなどになっており、メールはあまり使わないのではないでしょうか?
しかし就職後はどうでしょうか。
業界によっては、チャットが標準のコミュニケーションツールになっているところもあるのでしょうが、メールが中心という業界もまだまだ多いはず。
ラインやチャット、メッセンジャーとメールの違い。
ラインの場合は、断片的な言葉をほぼリアルタイムで頻繁にやりとりするコミュニケーションです。また、返事がなくても、こちらから送ったメッセージを少なくとも相手が読んだかどうかだけはわかります。
各種のチャットや、ツイッターのDMも、似たようなものではないでしょうか。
ところが、メールはそうではありません。
何よりもまず、相手が読んだかどうかがわからない。メールアプリの通知設定にもよるでしょうが、メールは能動的に読みに行かなければ読まない・気付かない可能性があります。大量のメールに埋もれてしまったり、迷惑メールフォルダに入ってしまうかもしれません。
ですから、送信側は、(特にやりとりが日常的なものとなるまでは)相手がメールを読んだかどうかがわからない不安感を感じることになります。
そしてそれは返信する側も同様。メールのやりとりをする双方が、相手とのやりとりに慣れるまでは、多少の不安感を感じるでしょう。
また、ほぼリアルタイムのLINEやリアルタイムのチャット等と違い、メールのやりとりには時間がかかるのが普通です。
効率的なメールのやりとりのために考慮すべき点。
私はメールというものが登場する以前に会社員を辞めてしまったので、今の会社でメールでどのようなやりとりが行われているのかはわかりません。
そんな私ですが、私自身は少なくとも以下のような点には注意しています。
- 用件がわかりやすい件名にする。
- 1件のメールに複数の用件を詰め込まない。
- メール往復回数が少なくて済むように、相手の意向を漠然と尋ねるのではなく、具体的返答がしやすい文面にする(返答の選択肢をこちらから示すなど)。
- 返信が遅れる場合も、とりあえず返信が遅れる旨のメールを返す。
とにかく、
- 相手の立場に立ち、相手が何を求めているかを想像して書くこと
- 自分が求める情報をはっきりさせ、相手から確実な回答が得られるように書くこと
必要だと思います。
そういうメールのテクニックについて、新入社員研修でもあるといいんですが。
こういう本が参考になりそうです。
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