前にこんな記事を書きました。
「料理」と言われて身構えてしまう男性に対して,「まずは何でもいいからやってみては?」というキャンペーンについてでした。
では,そういう私はどうして毎日料理をやっているんでしょう?
そんなことについて書いてみます。
私はなぜ毎日料理をやっているか。
なぜ料理をしているかというと,
料理しないと食べるものがないからです。
衣食住のうち,
- 住…場所さえあれば生きていけます。掃除や片付けは,やらなくたって死ぬわけじゃありません。
- 衣…服は,最低限着るものがあって,社会生活上不快感がなければそれでいいわけです。私は全身ほぼユニクロ・GUだったりします。洗濯だって,現代には洗濯機という文明の利器があるので,放り込んでスイッチを押せば済みます。
- 食…毎日何か食べないと死んじゃいます。なので,こればっかりは放棄できません。
つまり,「食」すなわち料理は,私にとってはまず第一に,死なないため,サバイバルのためなんです。
でも他に解決法があるでしょ?
家は,自分の手で建てなくたって,借りるなり買うなりできます。
服は,自分で縫わなくたって買えば済みます。洗濯機だって使えます。
では食べ物は?
同じように,買ってくればいいでしょう。外食という手もあります。
でもそこにはカネの問題があるわけで。
外食を日常の食事に含めると,食費が一気に増加します。
私は,現在下宿しているウチの子どもらへの仕送り額の算出根拠として,外食も含む食費分を1日当たり1000円として計算しています。つまり1ヶ月30,000円。
これを単純に5人家族として計算すると,1ヶ月150,000円。
もちろん実際にそんな額になることはないでしょうが,食費をコントロールしないと家計が大変なことになるのは確か。
食べなければ死ぬ。
食べ過ぎても,お金と健康の2つの意味で死ぬ。
何を食べるか考えて食べなければ,栄養が偏って死ぬ。
生きるために,頭を使って食べなければならない。料理しなければならない。
料理は,そんなサバイバル技術でもあると思っています。
おいしいかどうかとか,見た目とか,そういう文化的側面の順位は,正直なところずっと下です。
ところで,奥さんは何してるの?
そういえば,このブログにはほとんど登場しない妻。
普通の会社員をしています。
私が会社員を辞めて在宅フリーランス生活の一人暮らしを始めたのは,結婚前です。
私は当時から3食自炊をしていました。
結婚後,その生活に会社員の妻が加わり,
でも私はそれまでと同じように自炊を続けてきた。
それだけのことです。
朝は,妻が出勤前の準備をいろいろしているうちに朝食を作る。
夜は,妻が帰ってくる前に夕食を作る。時間によっては先に食べちゃう。
結婚後のその生活パターンが,25年後の今に至るまで続いています。
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昨日の夕食です。
たまには魚を食べなきゃというわけで,前に買っておいた冷凍塩サバをカレームニエルに。塩抜きも兼ねて茹でてしまい,水気を拭いてから粉とカレー粉を振って焼きました。
冷凍塩サバ,特売だと1枚77円なので安いです。
副菜は豪華に2品!とは言うものの,切り干しの炒め煮ときゅうり・わかめの酢の物なんていう,超定番ですが。