内閣府男女共同参画局が「"おとう飯"始めようキャンペーン」というのを始めたらしい。
その内容についてあちこちでいろいろな意見が出ているようですね。
「“おとう飯”始めよう」キャンペーン | 内閣府男女共同参画局
「“おとう飯”始めよう」キャンペーンの実施について | 内閣府男女共同参画局 のページにはお役所的表現でいろいろと書かれているようですが、そのあたりはパスして。
「料理が苦手なおとうさん、簡単でも見栄えが悪くてもいいから何か作ってみませんか?」という主旨だと思います。
このキャンペーンに対して、
- おとうさんなら適当でいい→女性が作るのはちゃんとしなきゃだめってこと?
- 長時間労働を是正するのが先!
- 洗い物までちゃんとやれ!
なんていう批判が出ているようです。
別にこれでいいのでは?
私は、内閣府の該当ページの画像にある、
「これまで料理なんかできないと思っていたあなた、立派な料理を作らなければいけないと思っていたあなた。」
が、このキャンペーン・メッセージの対象であるなら、これでいいと思っています。料理のハードルを下げてとりあえずやってもらおう、話はそれからだという主旨でしょうから。
それに対して、メッセージの対象でない方面から、主旨と違う点について指摘するのは筋違いじゃないかと思うんですよね。
おとうさんなら適当でいい→女性はちゃんと作れってこと?
「できないと思っていたおとうさんなら、まずは適当でいい」と言っているだけであって、それ以外については何も言っていませんから。
「女性はちゃんと作れってこと?」のように、言及されていないことまで補完して解釈し反論してしまうのは、一種の被害妄想では。
長時間労働是正が先!
「料理するかしないか」だけの話をしているのであって、それ以外の論点は全く別です。
洗い物までちゃんとやれ!
これも、「洗い物はやらなくていい」とは一言も書いてないわけで……。
まあ、「洗い物までやるのが料理」なのは完全同意です。
これも、「おとう飯」を実際にやってみれば気付くことでしょう。
ちゃんと最後に、
「自分自身にも新しい発見があるかも…」と書いてあることだし。
叩くのは簡単。
何でも叩くのは簡単です。
でも叩き続けて叩き続けて、その先には何があるんでしょう?
そんなことを思います。
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こんな記事を書いた後で、アイコン画像にするため、自分用に超いいかげんな昼ご飯を作りました。
とはいうものの、納豆ごはんや卵かけごはんではちょっとどうかと思い、超いいかげんチャーハンを。
卵かけご飯を炒めると、たまごチャーハンになるんです。
さすがに、みじん切りのネギと「創味シャンタン」(もとの「味覇」)を足しましたが。
ブログに載せている料理画像は息子用の盛りの場合が多いんですが、今回は自分用なので少なめです。
できあがりは?
イマイチでした……。
やはりハムぐらいは欲しかった。創味シャンタン、味はつくけどやっぱりしょっぱい。
私にも、新しい発見がありました。
(2017.06.20)
その後,こういう記事を発見。
まずは,政府が予算を使ってキャンペーンをやる以上,過去の調査結果なども生かして有意義なものにすべきっていうことでしょうか。まあそれはそうでしょうね。