手をつないで歩いている親子の姿は、いいものです。
でも、子どもがぶらさがるように手を引っ張られている様子をみかけると、内心ヒヤヒヤします。
肘内障(ちゅうないしょう)になりそうですから。
肘内障とは?
ひじの関節が、はずれかかる状態です。5歳以下の子どもに多く、症状は、「子供が手を引っ張られた後などに、痛がって腕を下げたままで動かさなくなります」(下記サイトより引用)。
ウチの子もやりました。
長男の場合:
3、4歳のころだったでしょうか。手をつないで歩いていたとき、理由は忘れましたが何かで嫌がってぐずりはじめたんですね。つないでいた私の腕にぶらさがるようになり(いわゆる「だだっ子」状態?)、そのまま腕を軸に回転するように動いたとき、急に泣き出しました。
昔のことなのでよく憶えていませんが、私にも多少知識があったのか、「たぶん肘がはずれたんだろう」と考え、整形外科を受診して整復してもらったのだと思います(よく憶えていません)。
長女の場合:
年長のころだったと思います。家の中で、狭い輪っか状のものをくぐろうとふざけていて、急に傷めました(つまり、自分で遊んでいて「肘が抜けてしまった」)。
整形外科の診療時間が終わるギリギリのところに駆け込んで、整復してもらいました。
私自身の場合:
私自身にも憶えがあります。すでに小学生になっていたと思いますが、何かの拍子に「腕が抜けた」ことがありました。病院で医師に言われた通り体操のように腕を動かしただけで治ったので、今から思うと、あれも肘内障だったのではないかと思います。
治療は。
整形外科で、特に麻酔などなにもせず、医師の言う通りに腕を動かすだけで治ります。
クセがついて再発しないように注意。
子どもの腕をあまりひっぱらないように。
子どもが思った通り歩いてくれないと、つないだ手をついひっぱってしまいがちですが、こういうことが起きる可能性もあります。どうか気をつけてください。