大学生の娘の夏休みに、妻と3人で東武ワールドスクウェアに行ってきました。
※高校生の末っ子は「行かない」というので、学校のある平日に。
東武ワールドスクウェアとは?
「世界の有名な建築物や遺跡などを25分の1の縮尺で再現した世界建築博物館ともいえるテーマパークです」。(パンフレットより)
古代の遺跡から現代の日本・世界まで、100以上の建築などが再現されています。
事前に株主優待券を入手。
東武ワールドスクウェア、入場料が結構高いんです。
大人(中学生以上)2800円、小人(4歳~小学生)1400円。
一方、いろいろな方法で割引が使えます。
その中で割引が一番大きいのが、東武鉄道の株主優待券。金券ショップで売られています。
1枚で1人分の割引。1枚50~100円で売られているという情報もありましたが、私が行った店では1枚200円でした。それでも、1人あたり正味800円の割引になります。
到着。
東武鬼怒川線「東武ワールドスクウェア駅」も新設されましたが、私は車で行きました。駐車場はそれほど広大というわけではありません。平日だったし紅葉シーズンでもないので今回は余裕でしたが、行楽シーズンは多少混雑するかもです。
現代日本ゾーン。
展示エリアに入ると、最初は現代の日本。
目玉はやはり東京スカイツリーですね。
そばにある東京タワーが霞んじゃいます。
他に、国会議事堂、迎賓館、東京駅、東京ドーム、成田空港、旧帝国ホテル、国立代々木競技場などなど。
アメリカゾーン。
次はアメリカ。
ここで注目すべきは、やはり9.11で崩壊してしまった世界貿易センタービルです。
ホワイトハウス正面には、どうやらトランプ大統領とメラニア夫人、それに息子のバロンくんが立っているようです。(画像では見えません…)
そんな小ネタも、園内のあちこちに仕込まれている様子です。
そのほか、エンパイア・ステート・ビル、クライスラー・ビル、ぺったんこの形が面白いフラットアイロン・ビルなど。
エジプトゾーン。
エジプトと言えばピラミッド。パンフレットの表紙にもなっています。
同じアングルで撮影してみました。
低い位置から撮影すると、本当にこんな感じになります。
実物は、ピラミッドが高さ数m。スフィンクスが高さ数十cmですけどね。
ここには、ギザの三大ピラミッド(メンカウラー王、カフラー王、クフ王のピラミッド)とスフィンクス、アブ・シンベル大神殿。
アブ・シンベル大神殿では以前テロがありましたが、これも25分の1だと結構小さいです。
ヨーロッパゾーン。
面積的には一番広いエリアかな。
パルテノン神殿、コロッセオに始まり、サン・ピエトロ大聖堂(バチカン)、各種教会建築、ベルサイユ宮殿(25分の1なのに広大!)、サグラダ・ファミリアなど32もの展示があります。
ゴシック様式の、ツンツンした尖塔が特徴的な教会建築が多い印象。
このあたりで、だんだん歩き疲れてきます……。
アジアゾーン。
万里の長城。
鬼怒川温泉の片隅なのに、こうやって写真にすると、なんとなくそれっぽく見えます。
ミニチュアの三蔵法師が,孫悟空・猪八戒・沙悟浄を引き連れて歩いています。
ほかにアンコール・ワット、敦煌・莫高窟、雲崗の石窟、故宮(「ラストエンペラー」撮影中の風景!)、ソウル南大門など。
高層ビル「台北101」は最近できた展示のようですが、東京スカイツリーと同じぐらいの高さがあります。
日本ゾーン。
最後が日本。唐招提寺、薬師寺、法隆寺、清水寺、東大寺大仏殿、厳島神社など有名な建築から、各地の古い民家の建築まで。
正直なところ、ここまでの世界スケールの建築物に比べると、日本の建築はやはり単純に「小さい」。
実際に行ったことがあるものも多いし、ここまで2時間近く歩いてきて疲れがどっと出るのがこのエリアです。
なので、最後はだらだらと歩いて終了になってしまいました。
感想いくつか。
- 最後まで体力が続かない(!)かもしれないので、時間・体力配分に要注意。今回は全部で2時間ぐらい歩きました。
- 興味のある建築や遺跡は、スマホで調べながら歩くとさらに楽しいです。
- イスラム世界の建築が、ほとんどありません(イランのマスジット・イ・シャーと、アルハンブラ宮殿のみ)。さすがにカーバ神殿を作るわけにはいかないでしょうが、例えばイスタンブールのトプカプ宮殿・アヤソフィア・ブルーモスク、アフリカのジェンネの大モスクやサンコレ・モスク(ガウディがこういった土の建築に触発されたという)などがあれば、見応えがあるかもしれないと思いました。
他にも、インドネシアのボロブドゥールや、遺跡で言えばカッパドキア・ギョレメの奇観、大ジンバブエ遺跡、バベルの塔のモデルとも言われるジッグラト、インダス文明のドーラビーラ遺跡などがあったらなあ。
現代なら、ドバイのブルジュ・ハリファ(バージ・ドバイ)、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズ、米国フロリダのキーウエストへのオーバーシーズ・ハイウェイ……精巧なミニチュアを見てみたいものは、いくらでも出てきちゃいます。
「日本ゾーン」をもっと削ってでも、外国の建築や遺跡をもっと見てみたいものだと思ってしまいました。
観光施設としてはマイナーかもしれませんが、ぜひ一度行ってみてください!
鬼怒川温泉、ここ以外にも、大きな吊り橋とか足湯カフェとか、あちこちで頑張っているようです。
帰り道には、梁(やな)で鮎を食べました。