明朝の弁当用ごはんが足りないのに気付いた。今日はツイてる。
— イヨ (@iyoiyo2013) 2017年6月8日
ウチでは、前の晩に炊いたご飯の残りを翌朝、弁当に詰めているんです。
でもこの日は、夕食でご飯を食べきってしまった。気付かなければ、朝になって「弁当用ご飯がない!!」と慌てるところでした。
……と、ここまで読んで「あれっ?」と思った方はいるでしょうか。
昔は、「お弁当のごはんは当日炊いたものを詰める」が基本だったように思います。
そうでないと、食べるときまでに傷みやすかったのでしょう。
それなのに、「前の晩の残りご飯」を使っているんですからね。
残りご飯が傷むか傷まないか。
これには、炊飯器の違いも影響するのではないかと思っています。
マイコン炊飯ジャーの場合。
結婚したときに買った炊飯器は、今は亡きサンヨーのマイコン炊飯ジャー。1万円以内で買える、安い機種でした。
この炊飯器だと、炊飯器に入れっぱなしにしておいた残りご飯が食べられたのは、暑い時期の場合、せいぜい翌日の昼まで。 ※保温は一切していません。
翌日の夕方には、傷んでしまっていました(麹っぽいにおいが……)。
なので、翌日の昼に残りご飯を食べた後、残ったご飯を冷蔵庫にしまうのが日課でした。
圧力IH炊飯器の場合。
そんなマイコン炊飯ジャーが壊れたので、2代目(2台目)として買ったのが圧力IH炊飯器です。数万円します。
この圧力IH炊飯器を使うようになってびっくりしたのは、炊きあがったご飯の味ではなく、「ごはんが傷まない」ことでした(私、ご飯の味はよくわからないんですよね…)。
梅雨時でも真夏でも、炊飯器に入れっぱなしのまま少なくとも翌日の夜まで持つんです。
マイコン炊飯ジャーを使っていたときと、室温が大きく違うわけではありません。
これはなぜか?
おそらく、炊飯時の温度の違いだと思います。
マイコン炊飯ジャーは加圧しないので、常圧、100℃での炊飯です。
圧力IH炊飯器は加圧して炊くので、水が100℃でも沸騰しません。100℃よりも高い温度で加熱されることになります。
温度が上がると、それだけ殺菌効果が高くなります。レトルトパウチや缶詰の殺菌に使われている「加圧加熱殺菌」の原理です。それで、ご飯の持ちがよくなるのではないかと思っています。
なので、子供が弁当を持っていくようになっても、圧力IH炊飯器で前日に炊いたごはんの残りを使っています。いままで問題が起きたことは一度もありません。
(2018.8.14追記)
今年の猛暑では、翌日夕方まで圧力IH炊飯器の中に残りご飯を入れたままにしておくと、微妙ににおいが付くような気がします。さすがに猛暑日またはその付近の最高温度だったり、プラス高湿度だったりすると限界なのかもしれません。
あるいは、タイマー炊飯にしているので、水かげんをしてから炊飯が始まるまでの間に雑菌が増えてしまい、加圧加熱でも菌数が減らないとか?
というわけなので、この夏は、昼に食べ残した分は冷蔵庫に移しています。
残りごはんの方が冷ましやすい。
ごはんを弁当箱に詰めるときには、しっかり冷ましてからフタをすることが大切です。
でも炊きたてのご飯は熱いですから、特に夏は冷ますのが大変。
残りご飯なら、冷や飯のままだと詰めにくいので電子レンジで少し温めはするものの、炊きたてよりは早く冷ますことができます。この点も便利。
もちろん、夏には弁当箱を入れる袋に保冷剤も入れていますけどね(バースデーケーキなどに付いてきたヤツ)。その日の気温によって1個~3個も。
ウチで現在使っている炊飯器は3台目(3代目)ですが(象印NP-HP18)、今はもう廃番の様子です。