……というか、昨日(2017年5月23日)見ました。
久しぶりに国際宇宙ステーションを見た。1等星よりも明るい光が現れて点滅せずにするする動いていき、すーっと東の空に消えていく不思議。
— イヨ (@iyoiyo2013) 2017年5月23日
国際宇宙ステーション(ISS。日本の実験棟「きぼう」も接続されています)は、高度約400kmの上空を約90分ごとに周回しているので、日本上空もしょっちゅう通過します。
通過する時間帯が日の出前や日没後だと、地上から見える空は暗いのに上空400kmでは太陽の光が当たるため、国際宇宙ステーションが反射して光り、星のように見えるんです。
いつ見える?
JAXAのサイトに掲載されています。日本国内でも地域によって見えたり見えなかったりするので、お住まいの場所で見えるのがいつか、探してみましょう。
時刻や方角、角度など詳しく掲載されているので、見つけやすいと思います。
どんな風に見える?
知らない人が見たら「飛行機だろうなな」と思うかもしれません。
夜空を肉眼で動いて見える光は、飛行機としか思いませんよね。
でも、違う点がいくつか。
- 点滅しない。
- 赤色灯がない。
- 明るさが変わる。
- 急に現れ、すーっと消える。
太陽の光を反射しているときだけ光って見えます。なので、時間帯や方角、角度によると思いますが、夜空の何もないところに、だんだん光り始めて現れることが多いと思います。
そして、反射の仕方によって明るさが変化します。
空を横切り、角度の関係で太陽光を反射しなくなると、すーっと夜空に消えていきます。(飛行機ならずっと見え続けるはず)
そう思って見ると、なんだか不思議な見え方だと思いますよ。
何もない夜空に光の点が現れてすーっと動いてくる……
古いですが、アニメ『未来少年コナン』の終盤、太陽光発電衛星をとらえた場面を思い出してしまいます。
※『未来少年コナン』、最近めっきり話題にならなくなったような気がしますが、NHKが初めて放送したテレビアニメで、しかも宮崎駿の初監督作品です。今は「コナン」といえば「名探偵コナン」になってしまうのがちょっと寂しい。映画でなく連続TVアニメで、しかも半年分(26話)もあるので、再放送しにくいからでしょうかね。私は、NHKの本放送から民放での再放送も含めて何回も見ました。