フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

絵本『めの まど あけろ』(文:谷川修太郎,絵:長新太)。言葉とリズム,膨らむイメージ。

 

今日は,絵本『めの まど あけろ』(福音館書店,文:谷川修太郎,絵:長新太)について。

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(やっぱり日に焼けてる……)

 

朝起きてから夜寝るまでの1日のいろいろな場面が,谷川俊太郎の11編の詩と長新太の絵になっています。

 

「めのまどあけろ おひさままってるぞ」

から始まり,

ねんねんころり ねんころり」

で終わる一冊です。

 

 

「詩」って,ともすると「面白くない」「つまらない」と最初から敬遠しがちかもしれません。

でもたとえばこの『めのまどあけろ』,読み聞かせをすると,面白い言葉のリズムに子ども達は大喜びでした。

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一番人気はやっぱりこれ。早口言葉にもなります。

私が読むと,子どもたちも一緒になって声に出していました。

 

私がなぜか好きなのは,最後のこれ。

「たらこかずのこ…」で盛り上がっていたこどもも,ちゃんと静かになります。

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夜のしんとした静かな空気。

ふとんにもぐったときの暗闇。

暗闇の底に,トンネルの出口のように遠くに見えるテレビが,何かの画像を明るく映している。

真っ暗な中,小さくみえる無音の明るい窓。

でもそこまでたどり着くことはできず,遠くから見ているしかない。

……そんな幻想的な雰囲気を想像します。

 

ねんねんころり,ねんころり。

そう言って,寝る前の読み聞かせを静かに終えることができる絵本です。

図書館ででも手にとってみてください。

めのまどあけろ (福音館の幼児絵本)

めのまどあけろ (福音館の幼児絵本)