ウチの狭い庭には、ノビルがけっこう生えています。
花の後のむかご(珠芽)が落ちるせいか、年々増えている様子。
ノビルは、もちろん食べられます。
絵本では、たしか「かがくのとも」シリーズの絵本の『よもぎだんご』に書かれていたはず。
うろ覚えですが、
よもぎだんごを作るため子供たちとヨモギをつみに行った「ばばばあちゃん」が、ノビルについて話す場面があります。
「ひっぱったって抜けないよ。」「先にちいさな玉っころがついている。」とかなんとか。
ウチの庭では、地面が柔らかいせいか引っ張れば簡単に抜けますけどね。
それと、『美味しんぼ』の中のエピソードの一つ。
栗田さんが車にぶつけられて入院したとき、イケメンの団社長が高級フレンチレストランをまるごと病室にデリバリーしたのに対して、山岡さんは、かつて栗田さんと2人で行った秘密の場所でノビルをたくさん採ってきた。「今回は僕の負けです…」と引き下がる団社長。栗田さんはノビルの方を嬉しそうに食べた、いう話です。
というわけで、ノビル。
「秘密の場所」でもなんでもない、庭で簡単に採れます。
近所の原っぱでおばちゃんが探している姿もときどきみかけます。
もっとたくさんありますが、とりあえず3,4本。
葉を切り落として土を薄皮ごと取り除くと、つやつやの玉になります。
生のままみそをつけてかじると、辛い!
(さっと茹でると少し甘みも出るとか? )
エシャーレットの味と同じような気がします。最後に食べたのがもうはるか遠い昔なので、記憶があいまいですが。
美味しんぼで山岡さんが「精がつく」と言っていたノビル。でも、生のネギ類は匂いが口の中に残るので、私はちょっと苦手です。今回も、翌朝になってもまだ残っていました。
ところで、いわゆる「エシャーレット」や「エシャレット」と呼ばれるものは、実は「らっきょう」なんですが、このことをどれぐらいの人が知っているのかなあ。
フランス料理などで使われる「エシャロット」「シャロット」は別の野菜です。
(参考)
「エシャレット」と「エシャロット」との違いは何ですか。:農林水産省