10連ハンガー。夫婦2人暮らしになって洗濯物は減りましたが、洗濯物干しにはまだまだ欠かせません。
毎日毎日重いものを掛けられて直射日光に曝される、過酷な使用環境。プラスチックがすぐ劣化してきます。
まずダメになるのはプラスチック製チェーンで、割れたところをビニタイで補修したり、
ステンレス製針金で全とっかえしたりしてしぶとく延命させ、使い続けています。
ところが。
今度は、物干し竿に掛けるフックが壊れた。
物干し竿に掛けるフックの部分が壊れてしまいました。
2つの部品をはめ込んで作られている可動部の「でっぱり」の方がすり減ってしまい、すぐ外れるようになってしまいました。何回か元に戻して使っていたんですが、外に干している間に勝手にはずれてしまい、バネとなっている針金部分が2階のベランダからどこか雑草の中に飛んでいってしまって、行方不明に。
部品がなくなってしまっては、修理できません。
いよいよもうダメか……と、次のお買い物リストに「10連ハンバー」と書いたところでしたが、ふと気づいてしまいました。
S字フックに交換すればいいんじゃ……?
画像の青いフック部分を白のジョイントからはずし、代わりにS字フックを差し込めば?という作戦です。
さっそくやってみました。
壊れた部品を切り離してみたら。
さっそく、壊れた青いフック部分をニッパで切り離しました。
そして、この白い部品にS字フックを通せばいいはず……
……?? 穴がない!!
なんと、穴が開いていませんでした。
両側からはさみこむ構造だったようです。
穴がないなら、開けるまでのこと。
こんなことのためにわざわざ電気ドリルを出しました。
バッテリーがヘタりまくっていて非力なことこの上ないドリルです。
相手はプラスチックですが、負荷をかけないよう細いドリルから順番に穴を開けていき、最終的に5.5mmまで大きくしました。
S字フックがちょうど通りました。
完成。
これでまたしばらく使えそうです。
たかだか数百円の10連ハンガーですから、壊れたら新品を買ってももちろんいいんです。でも、「どこまでいけるか?」みたいに面白がってやってみたくなるんですよね。趣味みたいなものです。