前回、車のバッテリーを自分で交換してから、3年の保証期間が過ぎました。
(もうそんなに経つのか……しみじみ)
まちなかのチョイ乗りが多く、しかも夜間のチョイ乗りも多いという使い方は、バッテリーにとっては厳しい条件です。
なので、バッテリーは定期的に(保証期間が過ぎたら)交換することにしています。
交換作業はそれほど難しいものでなく、しかもバッテリーをネット通販で購入すれば、カー用品店で交換するよりもおよそ3~4割安く済ませることができます。(ディーラーでの交換と比較すると、半額以下で済むのでは?)
バッテリー交換時の注意点。
作業手順をしっかり頭に入れる。
特に、プラスとマイナスの取り外し順序・取り付け順序を間違えないように注意します。プラスとマイナスを間違えないようにするのは当然です。(私は今回、メモリーバックアップをコードにつなぐときうっかり極性を間違えてしまい、ちょっと焦りました。単純ミスに注意です……)
メモリーバックアップの準備。
バッテリーを車から完全にはずしてしまうと、電装関係がリセットされてしまいます。最近の車だと不具合が出るかもしれません。それを防止するため、数Vの乾電池をコードにつないでおく器具が販売されていますので、それを使います。
これも、今回作業中にうっかり外れてしまいました。ウチの車では時計がリセットされた程度ですみましたが、最近の高度な車だと何かもっと大きな問題になるかもしれません。このあたりは自己責任でお願いします。
作業は2人で。
プロは1人でできるのでしょうが、バッテリーの積み下ろしは1人ではちょっと大変です。
固いケーブル類が周囲にあるので、それをかきわけながらバッテリーを乗せるのがけっこう大変。
そもそも、バッテリーは非常に重い。1人で積み下ろしができるかどうかです。腰を痛めないよう注意が必要。
正しい処分を。
バッテリーは普通のゴミには出せません。有償でどこかに回収してもらう必要がありますが、ネット通販で処分券を用意し、廃バッテリーを発送して引き受けてもらうのが楽です。
今回はVARTAのバッテリーにしました。
前回はPanasonicのCaos liteにしましたが、同じものは今はあまり売られていないようす。
安すぎる商品もどうかと考えたので、欧州車に純正で使用されていると何かで読んだVARTAにしました。
VARTAのいいところ:
- 3年保証。これ重要です。「18カ月長期保証」といったバッテリーも見かけましたが、18カ月では短すぎるように思います…。
- 天面に、収納可能なハンドルがついている。これ、地味に助かります。今回交換したバッテリーは、44B19Rが9.6kg、80D23Lが16.6kg。持ち手がないと、特に80D23Lの方はかなりつらいです。
- 充電状態のインジケーターがある。これは多くのバッテリーにあるでしょうが、このVARTAのバッテリーにも状態を色別表示する窓がついています。
交換作業。
交換方法は、DCMホールディングスの動画がわかりやすいです。
メモリーバックアップのクリップがはずれやすいので、要注意です。
完了。
こうなりました。
1台目の、44B19R。こちらは小ぶりなので、下の80D23Lよりはやや楽でした。
充電状態確認のための窓(中央の丸いもの)があります。
もう1台はこちら。80D23Lです。
これはデカくて重い。妻の手伝いを頼み、周囲のケーブルをよけてもらいながらえいっと載せました。でもそのときにメモリーバックアップのクリップが外れてしまい、カーステがリセットされてしまいました…。
廃バッテリー発送。
古いバッテリーはバッテリーの空き箱に入れ、返送します。
今回、
- 一方はバッテリー引取無料(着払いの伝票が同梱)
- もう一方はバッテリー引取サービスがなかったので、別のECサイトから回収用伝票を購入しました。
その回収伝票をバッテリーの箱に直接貼り付け、佐川急便の営業所に持ち込んで、全て完了です。(集荷に来てもらうこともできます)
安上がりだけれど自己責任で。
バッテリーを自分で交換すると、ディーラーの約半額、カー用品店の3~4割安でできる印象です。
重量のあるものを扱う、注意点もいくつかある作業ですが、自己責任で行えばそこまで安く上げることができます。
興味のある方は、やってみてはどうでしょうか。