ネットで「山椒の葉の天ぷら」というものを見かけました。
この時期にしかない、山椒の新芽・若葉。それをそのままてんぷらにしたもの。
「なるほど、そういう食べ方があるのか!」
全く知りませんでした。
幸い、ウチの狭い庭には山椒があります。
苗を買って植えたトゲナシの木もあるはずですが、勢力が完全に優勢になっているのは、植えた覚えもない、勝手に生えてきた山椒。鳥のフンに種が混ざっていたんでしょう、庭のあちこちに生えています。
※サンショウ、ナンテン、マンリョウは自然に何本も生えています……
山椒の木がある家でこの時期にしか食べられない、タダだけど「限定モノ」。
そんな季節の天ぷらを作ってみることにしました。
山椒の新芽・若葉。
さっそく庭から取ってきました。
新芽というには葉が大きくなっており、若葉という感じ。
どれぐらい育った枝まで食べられるのか、よくわかりません。
枝が硬かったら魚の骨のように出せばいいかと、この春に伸びた枝も少し付けて取ってみました。
上の方に見える大きな葉は、柿の若葉。これは、食べたカキの種から出た芽を植木鉢に植えたものです。
どっちもタダ同然。(ゼロ円農園と呼んでいます)
しばらく水につけて、虫や汚れを取り除きます。
そして、天ぷらに。
ペーパータオルで水気をとり、衣を付けて油で揚げます。
基本的にはそのまま食べられる葉っぱなので、コロモに火が通ったぐらいですぐ上げて大丈夫そう。
コロモは、いつもキユーピーのサイトを参考にしています。
(レシピを探すときは、クックパッドとかではなく、食品メーカーのサイトの方がハズレがないと思っています)
完成。
こうなりました。
手前が柿の葉、真ん中が山椒、奥(下)が鶏むね肉(かしわ天)。
山椒の葉は、上げるとカリカリ・パリパリで、バラバラとばらけてしまう感じになりました。心配していた枝も全く問題なし。上の写真に写っていた程度のものは全部気にならず、丸ごと食べてしまいました。
生でかじるとビリビリとしびれる、まさに「麻」の山椒ですが、天ぷらにするとシビレ感は全くなくなってしまいます。山椒の香りがほんのりするかな?といった程度。私としては、もっと「山椒山椒」してる方がいいなーという、少し物足りない印象。
生のときのようにビリビリするなら量が食べられないなと思い、今回は控えめな量にしておいたんですが、シビレ感がこんなになくなるのなら、ごっそり収穫してかき揚げにして、バリバリ、ザクザク食べたいですね。
気が向いたらまたやってみます。