フリーランス兼業主夫日記

フリーランス、プラスなりゆきで兼業主夫的生活になって25年超え。生活や子育ての中でブログネタを探しています。記事の内容はその時点の思いつき。現在は考え方が違っているかもしれません。

早押し機の修理。故障箇所は、押しボタン接続プラグ内のハンダ不良でした。

 

とある高校のクイズ研究同好会に寄付した早押し機が故障したとのこと。

修理のため引き取ってきました。

 

故障内容は、

  • 押しボタン子機8つのうち2つの押しボタンが反応しない。
  • それとは別の1つのLEDが点灯しない。

 

ということでした。

 

故障箇所の特定作業。

 

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どこに原因があるのか、調べていきます。

  • 報告どおり、押しボタンやLEDの動作に異常があるかどうか。
  • 異常のある子機を操作したとき、リレーの動作音がするかどうか。
  • 異常のある子機を操作したとき、そのボタンに対応する基板上のLEDが点灯するかどうか。
  • 押しボタンスイッチ自体がON/OFFするかどうか(テスターで導通を確認)
  • 押しボタンスイッチを操作したとき、プラグ側の導通がどうなるかの確認。

などなど。

 

原因は、プラグ内のハンダ不良。

 

調べていった結果、親機に異常はなく、押しボタン子機の接続に異常があるらしいことがわかりました。

押しボタン子機本体内の空中配線(スイッチ端子、LEDまわり)には異常がみられなかったため、プラグ内の断線だろうと推測。ゴムのカバーを外してみると。

 

案の定、リード線のハンダ付けが外れていました。 

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不良箇所が簡単に特定できてよかった。

 

外れている箇所を全部ハンダ付けし直し、危ない外見の箇所もハンダ付けをやり直して、修理完了です。

正常動作することが確認できました。

 

大きなパーツと小さなパーツのハンダ付けは難しい。

 

それにしても、プラグや端子など大きなパーツと、小さく熱に弱いパーツのハンダ付けは難しい。

 

大きなパーツは熱容量が大きいので、ハンダごてで温まりにくく、ハンダが流れにくい。

それに対して、小さなパーツはすぐに温度が上がってしまうので、リード線なら被覆が溶けてしまうし、半導体ならパーツが壊れちゃいます。

 

今回、DINプラグへのハンダ付けは結構手こずりました。そして、今回のようにハンダ不良も発生。

 

電子工作に慣れている人は、こういう気を使う細かい作業もうまくできるんでしょうね…。