急に涼しくなってきて、秋の気配。
なので、きのこごはんを作りました。
きのこごはんには、やっぱりひらたけ。
炊き込みご飯を作るには、やっぱりひらたけが最適。
昔のスーパーでは、「しめじ」といえば、笠がまだ大きくなっていないひらたけのことで、広く販売されていました。灰色の笠の、くしゃっとした感じのきのこ。
ところが。
「ほんしめじ」を名乗って登場した新興勢力に押され、現在ではスーパー店頭からほぼ姿を消してしまいました。
いまスーパー店頭を席巻しているのは、かつての「ホンシメジ」、現在の「ブナシメジ」。
たしかに、ブナシメジの方がいかにも「きのこらしいきのこ」の形をしているし、加熱調理しても形が崩れないし、かつての「しめじ」(=ひらたけ)よりも傷みにくいといった長所があります。
でも、炊き込みご飯には、絶対にひらたけの方が合うと思うんですよね……。味が出ますから。
きのこごはんの作り方。
そんなひらたけが、近所のスーパーで大きなパック入りで売られていました。笠が小さくて炊き込みご飯向き。さっそく買ってきてきのこごはんを作ることにしました。
作り方は、私のことなので、いつも通りいいかげんです。
米3合分を作ることにしました。
- 小鍋に少なめの量の水と、砂糖を大さじ3杯らい。醤油は米1合に対して大さじ1が目安ですが、最近は薄味が好きなので、米3合に対して大さじ2杯半ぐらいに。それと、酒を適当に投入。
- ほぐしたきのこをたっぷり(今回は両手で大きく1つかみぐらいだったか)、油揚げ1枚(5mm角に切ったもの)、そして鶏もも肉1/4枚(1cm角に切ったもの)を入れて、軽く煮ます。
- 研いで炊飯器に入れた米にあらかじめ水を少し入れておき、具の煮汁だけを入れてから水加減をして、ざっとかきまぜてから、煮ておいた具を米の上に最後に載せます。
- あとは通常通り炊飯すれば、出来上がり。
こうなりました。
完成。
これだけあれば、あとは何もなくてもぱくぱくぱくぱく食べ続けられてしまう、私の大好物です。
おいしいんですが、おいしんですが、たっぷり食べた後はやはりしょっぱい。薄味を心がけています。(妻からは「味が薄い」と言われましたが、年のせいで味覚が鈍ってるんじゃないの?と言っておきました)
土井善晴先生が「和食のベーコン」と呼んでいる油揚げも、少量入れた鶏もも肉も、ダシのため。味のメインはきのこ、ひらたけです。
市販の「釜飯の素」みたいな商品は、やはり醤油類と糖類を加熱殺菌しているため多少の加熱臭、コゲ臭がします。手作りの方がやっぱりうまい。
簡単な材料、手元の調味料だけでできる炊き込みご飯。またそのうち作ろうと思います。
きのこごはんは、自分的には最高のご馳走のひとつ。 pic.twitter.com/MUjVVCL2KP
— イヨ (@iyoiyo2013) September 15, 2019