親類からいただいた玄米があるので、近所のコイン精米機で10kgずつ精米して食べています。
でもせっかくなので、玄米のまま食べてみようと思いました。
以前ネットでみかけた玄米の炊き方、「びっくり炊き」を試してみたかったんです。
びっくり炊きとは。
検索するといろいろなサイトが出ていますが(同じ画像や文章が流用されていると思われるサイトも…)、だいたい以下のようです。
- 玄米をざっと洗い、1.2~1.5倍程度の水とともに鍋に入れて強火で加熱。
- 15分ほどして米がはじけるような「ピシッ」「パシッ」という音がしてきたら、米と同僚の冷水を加える。
- ざっと混ぜてさらに15分ほど加熱。
- 最後に5分~蒸らして完成。
高温になっている玄米に冷水を浴びせて、温度差で皮を破り軟らかくする、という方法のようです。
びっくり炊き1回目。
玄米1合に対して水を1.5合入れました。
使用したのは厚手のアルミ片手鍋。
強火で加熱するとすぐ沸騰します。
沸騰後は中火ぐらいに。
ときどき蓋をあけて様子を見ていましたが……。
ピシッパシッと言う前に、焦げました……。
仕方ないので、そのまま冷水を入れて混ぜ、水分がなくなるまでさらに5~10分ぐらい煮たでしょうか。
出来上がり。
1合を炊いたのに茶碗に軽く1杯にしかなりませんでした。
雑穀でも入れたかのように、焦げた米がまざっています。
当然ながら固い。パラパラで、スプーンでないと食べられません。
焦げたぐらいなので非常に香ばしいんですが、とにかく固い。
一口を50回噛んでもまだ噛みたりない感じです。
茶碗1杯食べようとすると顎が痛くなりそう。
奥歯ですりつぶして食べることをこんなに意識した食べ物は、ちょっと記憶にありません。
びっくり炊き2回目。
というわけで再挑戦。
最初の加熱時間が短かかったかもしれないので、今度は玄米1合に対して水を2合入れました。
強火にかけ、沸騰したら弱火にして、煮る時間を稼ぐ作戦に。
それでもやはり音はしてきません。
13分ぐらいで水分がなくなりました。今回は焦がさずに済みました。
やはり音はしませんが、冷水を投入。
弱火で10分煮て、火を止めて15分蒸らしました。
いちおう焦げずにできました。
1回目と同じ1合ですが、1回目よりもかさが増えています。
しかしこれでもまだ固い。やはり、一口分を50回ぐらいは噛みたいぐらいです。
文明の利器登場。
最後に、文明の利器「圧力IH炊飯器」の玄米コースを使ってみることにしました。
(最初からこれにすればいいじゃん、というツッコミはナシで……)
玄米の目盛で水かげんをして、スイッチオン。通常の炊飯より30分ほど長い90分の表示がでました。
炊けました。
炊けた玄米ごはん1合分を同じ茶碗に盛ってみると。明らかにかさが違います。焦げた1回目と比べると2倍近いかも。
やはり、一番軟らかく炊けたのは圧力IH炊飯器でした。
炊飯器なら完全におまかせで済むのも大きいです。びっくり炊きをやっている最中は、ふきこぼれたり焦げたりしないように、ガス台から離れられませんから。
文明の利器、すごい。
当然といえば当然ですよね……。
この記事のために「びっくり炊き」で炊いた玄米2合ぶんと圧力IH炊飯器で炊いた玄米半合を食べた翌日の朝。咀嚼に使う筋肉に疲労感が残っていました……。